目次
ホテルフロントスタッフの一日の流れ
チェックアウト
ホテルフロントスタッフの朝の仕事はチェックアウトから始まります。
ナイトフロントから引き継ぎを受け、チェックアウトをするお客様の鍵を受け取り、お支払いをして頂きます。お支払方法はホテルによって現金・クレジットカード・電子マネー・ギフト券など様々です。ネット決済のお客様にも明細書を渡します。それから各お客様がどの決済方法だったのかパソコンに入力します。
ホテルによってはチェックアウトが終わった部屋から清掃に入りますので、清掃部門に空いた部屋を知らせます。その他宅配依頼や、荷物の一時預かり、タクシーの手配など希望があれば対応していきます。
キャッシャーの集計
フロントのパソコンにはお客様管理ソフトが入っています。チェックアウトが終わったら、そのソフトから集計を印刷し、実際にある現金・カード控え・ギフト券が同じかどうか確認します。もし違うようであればパソコンの入力もしくはお客様の支払いなどが間違っていることになるので、出来る限り原因を調べ訂正します。
この作業は、当然ですが規模の大きなホテルになればなるほど大変な仕事になります。 その他、チェックアウトの片付が終われば、チェックインが始まるまでの間で休憩をとります。
チェックイン準備とチェックイン
フロント周辺の清掃は、フロントスタッフがする場合もあれば清掃部門の方が行ってくれる場合もあります。その他、チェックインの準備は、ミスをしないよう例えば朝食券はキーボックスに入れておくなど、各ホテルで工夫した準備があります。
チェックインの時は、お客様の予約内容を確認し、お部屋の鍵を渡します。ビジネスホテルなどは、チェックインの際に宿泊料を支払ってもらう場合が多いです。それからチェックインがある程度落ち着いて来れば翌日の宿泊予約を確認します。
このようにホテルフロントスタッフの1日の仕事の流れはチェックアウトとチェックインが中心になり、その間で他の仕事をします。その為、細かな仕事をする時間はホテルによって違います。
ホテルフロントスタッフの心得・大切な事
面倒くさいと思わない事
やらないといけない事がある時に、横からお客様に何か頼まれると内心「面倒だな」と思ってしまうことがあります。出来るけど、面倒だから断るという事はあってはいけませんし、本当に出来そうにないことも「本当に出来ないだろうか」と考えてみる必要があります。
断る前に先輩や上司に相談してみるといいです。ホテルフロントスタッフとして働き始めたばかりだとわからなくてもて、色々なケースを経験している先輩なら良い方法を知っていることも少なくはありません。
出来そうにないことも、面倒くさがらず、出来ることがあるかもしれないと考えたいです。
お客様の感情に飲まれない事
フロントのカウンターにやってくるお客様は、全員が機嫌のいいお客様ばかりではありません。機嫌の悪いお客様は口調がきつくなり、そのお客様と話しているフロントスタッフもイライラしてきます。そんな時は、一呼吸おいて穏やかに対応するだけで、不思議とお客様の機嫌も良くなることがあります。
お客様の感情に飲まれないように、またお客様に自分のイライラを移さないように、感情をコントーロール出来ると、接客がもっと楽しくなります。
お客様優先
ホテルフロントスタッフの仕事はお客さまが優先です。中には、お客様の前でも平気でスタッフ同士私語をしているフロントスタッフがいますが、スタッフ同士の私語はお客様を不快にさせます。どんなに、お客様への対応がよくても、その後スタッフ同士私語をしているのがお客様の耳に入れば台無しです。
お客様が優先ということは、その空間もお客様の心地いい空間にする事です。お客様がフロント近くにいらっしゃる時ぐらいは、私語を止めるのは難しい事ではないはずです。
ホテルフロントスタッフの一日の流れのまとめ
- ホテルフロントスタッフの1日の仕事の流れはチェックアウトとチェックインが中心。
- ホテルフロントスタッフの仕事は常にお客さまが優先。
本記事は2018/01/30の情報で、内容はホテルフロントスタッフとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。