年齢別の病棟クラークの転職例(20代・30代・40代・50代)

職業:病棟クラーク

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20代の病棟クラークの転職例

医療事務から病棟クラークへ(25歳・女性)

 フリーターとして生計を立てていましたが、将来に不安を感じ、資格を取得して転職活動に役立てようと思いました。そこで短期間で取得でき、全国どこでも勤務先があるということで、医療事務の通信講座を受け始めました。フリーターをしながらでも半年ほどで合格することができ、さほど取得は難しくなかったです。資格取得後、クリニックで医療事務として働き始めました。勤務時間は8時~17時でしたが、診察が延びて最後の患者さんが終わるのが19時近くになるため、残業は毎日でした。患者さんがいなくなったあと、翌日の予約患者さんのカルテ準備や清掃があり、退勤するのは21時前…。加えてレセプト期間に入ると、さらに帰宅は遅くなる日々でした。

 

 体力的にも続けることが困難になり、転職を考えましたが、せっかく取得した医療事務の資格を活かしたかったので、医療機関の求人情報を探し続けました。そこで大学病院での病棟クラークの募集を見つけ、早速応募してみると、医療事務の資格を持っている、クリニック勤務経験があることが有利に働き、すぐに採用が決まりました。

 

 実際に病棟クラークの勤務は、レセプト業務もなく残業もほとんどないため、体の負担もぐっと減りました。クリニックで医療事務をしていた時と違い、患者さんと接するだけが仕事ではなく、医師や看護師とコミュニケーションが取れないとできない仕事もありましたが、今までの医療知識が活かされ、すぐに即戦力になれたと実感しています。入院中の患者さんは、精神的な不安や戸惑いは大きいですので、その分優しく親身になって接することが大切です。以前までは自分自身が疲労困憊していて、なかなか気遣うことができなかったのですが、今は気持ちに余裕もあり、やりがいを非常に感じることができています。

 

 

MRから病棟クラークへ(28歳・女性)

 製薬会社の営業をしていましたが、主人の転勤がきっかけで退職をしました。転勤先でも仕事を探す予定でいて、今後も全国どこに行っても職場が見つけやすい病棟クラークに魅力を感じていました。元々病院には営業で訪問していたので、病棟クラークの仕事については、ある程度把握していました。製薬会社では、薬を服用するのは患者さんですが、実際のクライアントは病院なので、結果が実感できない仕事だなと常々違和感があり、もっと患者さんのために仕事ができないかという願望がありました。営業訪問し、病棟クラークの方の働き方を目の当たりにして、患者さんの病気に対する不安や苦しみは、医療行為を行わなくてもできるということを教えられました。

 

 病棟クラークに転職をしようと決断してから、実際に勤務するまで時間はかからなかったです。特に正規雇用を希望していたわけでもなかったので、医療関係の人材派遣会社に登録をしました。資格もなく、病院勤務自体が初めての私にとって、さまざまな病院の特徴などの情報も教えてもらえたので、大変助かりました。また、自分の能力に見合った職場を紹介され、不安を感じることなく仕事をスタートすることができました。きっと、独自で病院の求人情報を探していたら、すぐに仕事は見つけられなかったと思います。今まで営業で病院に行っても、患者さんとやり取りをすることがなかったので、患者さんの病気に対する思いや辛さが分かりませんでした。そんな患者さんの目線に立ち、献身的に仕事をすることで、やりがいを実感しています。患者さんが元気になっていく姿を直接見ると本当に嬉しいですし、少しでも力になれたらと思っています。

 

 

30代の病棟クラークの転職例

 

接客業の経験を活かして、専業主婦から病棟クラークへ(31歳・女性)

 結婚するまでホテルでの接客業をしており、非常にハードな職場でしたが、人と接することが好きだったのであまり苦に感じたことはありませんでした。ですが結婚してから、家事と仕事の両立が上手くいかず、退職をすることにしました。専業主婦になってからは、療養中の父を病院まで送迎したりしていたのですが、そこでスタッフの方々に大変良くしていただきました。医療現場で働く方々が、患者さんのために献身的になってくださっている姿に大変感銘を受け、医療従事者として働いてみたいという願望が芽生えました。ですが、どうにも30代の自分がこれから医師や看護師、薬剤師など国家資格を有する職業に就くことは大変困難であることは明白でした。

 

 間もなくして父の病状が落ち着いたので、再び仕事をしようと就職活動を始めた時、病棟クラークの求人を目にしたのです。全くの未経験でしたが、接客業をしていたことが功を奏し、病院で勤務したい願望を叶えることができました。病気の治療には一切関わらない仕事ではありますが、他愛もない会話をするだけでも、患者さんにとってはリラックスすることができるようです。もちろん、ただお話し相手になるだけではなく、今までやってこなかった事務処理や、医師や看護師と会話する上で必要な医療用語など、覚えることもたくさんあります。ですが以前とは違い、今は残業もなく時間に余裕があるので、合間をみて勉強しています。父が通院していた時に親身に接してくれた医療スタッフさんに対するありがたさを忘れることなく、自分も少しでも患者さんの力になれるように、日々頑張っていきたいです。

 

 

専業主婦から病棟クラークへ(36歳・女性)

 出産を機に専業主婦をしていたのですが、再就職はずっと希望していました。ですが保育所に入所希望を出しても満員で入所できず、いわゆる待機児童問題に頭を悩ませていました。そんな時、友人の看護師が産休を経て職場復帰する話を聞きました。保育所はどうするのか尋ねてみると、病院のスタッフのみが利用できる託児所に預けるというのです。会社勤めだと、まずは保育所を探すことからスタートしなければいけない中で、病院勤務者であればその必要がないのですから、大変魅力を感じました。ですが出産前までは卸業の事務で、医療とは全く関係ない仕事をしていたので、自分に務まるかが不安でした。

 

 そこでハローワークで相談をしたところ、病棟クラークという職業があることを教えてもらいました。医療事務については知ってはいましたが、専門的な知識がより必要な職業なので、病棟クラークの方が初心者でも働きやすいというお話でした。また、託児所が設けてる病院は、逆に病棟クラークの仕事がある入院設備が備わった大きな病院だけなので、ピッタリでした。実務経験も資格もありませんでしたが、前職が事務職で、書類の整理やパソコンスキルがあることを武器に自己PRをしたところ、大学病院での採用が決まりました。

 

 実際に勤務してみると、子どもと一緒に出勤をし、託児所に預けてから数分後には始業できていて、職場と託児所が一緒にある利点を非常に感じています。また、仕事中に子どもに何かあった時でも、すぐに駆けつけられることができ、安心して働けます。病院スタッフの方だけが託児所を利用しているので、ママ達ともすぐ打ち解けられ、仕事の相談もしやすく、まだまだ知識不足の自分にとっては非常に助かりました。今後再就職を考えているママ達にとって、託児所を設けてある病院での勤務は本当におすすめです。

 

 

40代の病棟クラークの転職例

 

保険セールスレディから病棟クラークへ(43歳・女性)

 子どもが小学生になったことをきっかけに、生命保険のセールスレディとして5年ほど勤めていました。最初はスキルアップのための勉強も楽しくできたので、ファイナンシャルプランナーの資格も取得しました。親戚や友人の家を回って保険契約をしてもらったり、それなりにノルマは達成していたと思います。しかしネタが尽きるように、徐々に知り合いで保険に入ってくれる人もなくなり、顧客訪問や新規訪問に力を入れ始めました。ですが想像以上に大変で、仕事を辞めたいと考え始めました。

 

 そこで次の転職先として興味があったのが、病棟クラークの仕事です。入院すると、手術や処置などの治療のことで動揺してしまいます。そんな中で、医療費のことまで頭を悩ませることがないようにと、営業先のお客様には商品を紹介してきましたが、もっと直接的に病気で不安な気持ちでいる人に対して寄り添うことはできないかと思ったのです。転職活動中ではそうした想いを伝え、セールスレディをしていて、様々なお客様と接してきた経験を武器に、入院患者さんとも上手に付き合えることをアピールしました。

 

 現在は、中規模の病院で内科の病棟クラークを担当しています。主に長期的な治療をする患者さんが多く、他の病棟に比べると特に入院中のストレスや、治療費の不安を感じているのではないかと思います。少しでも役に立てるように、今までの経験を活かして患者さんと接するように心掛けていますが、さらに医療事務の資格を取ろうと思っています。もともとセールスレディをしていた時も、知識を獲得することが楽しいと感じるタイプだったので、時間の合間を見て勉強中です。今は直接病気やケガをした人のために尽力できていることに、大変やりがいと感じています。

 

 

接客業のパートから病棟クラークへ(46歳・女性)

 主人が転勤族のため、扶養に収まる範囲内で仕事を転々としてきました。クリーニングやコンビニの店員など、基本的には接客業が中心でしたが、この年齢になって立ち仕事がきつくなってきたので、事務職への転職を考えていました。ですが実際に就職活動をしてみると、40代でかつ未経験での事務職はやはり採用されにくく、悩んでいました。ハローワークで相談したところ、アピールする材料がないため苦戦しているのだと言われました。そこで、医療事務の資格取得を提案されたのです。特に急いで転職する理由もなかったですし、日中は比較的時間が空いていたので、通学タイプの講座に申込みをして、3か月ほどで取得できました。

 

 試験合格後、すぐに病院の求人情報を集めて就職活動を再開したのですが、なかなか決まらず、資格保有者でも40代の転職が厳しい現実を思い知らされました。そんな時に、受講していた学校から「診療所でパートの枠がある」という連絡をもらいました。学校でも、病院の人材派遣や紹介の業務を行っていることは知っていたのですが、まさか連絡が来るとは思ってもみませんでした。

 

 その診療所は、若干の病床数ですが入院設備があり、採用は病棟クラークとしてでした。医療事務の資格を取得したので、てっきり会計やレセプト業務に関わることかと思っていました。ですが実際の実務経験はなかったですし、病棟の入院患者さんは少ないため、慌てずに落ち着いて仕事がすることができ、大変良かったです。勤務時間にゆとりもあるので、合間に勉強する時間も確保できました。病院への転職は、未経験や年齢の壁に阻まれるとある程度の自己PRがないと厳しいですが、やみくもに自分で就職先を探すより、人材派遣や資格取得を目指してみることが大切だと思います。

 

 

50代の病棟クラークの転職例

 

介護職から病棟クラークへ(51歳・女性)

 老人ホームで介護福祉士として長年勤務していました。数十名の方の介護を担当していて、入浴介助やベッド・車いすへの移動など体を使った仕事が多く、健康には十分に気を付けていました。ですが50歳を越えてから急に体力がきつくなってきたのです。それからは、勤務時間の短縮や、担当を比較的まだ元気な利用者さんに変更してもらうようにお願いをしましたが、なかなか希望通りにはいきませんでした。病棟クラークへの転職を考えたのは、元同僚のアドバイスからです。老人ホームで働いていると、罵声を浴びたり楽しいことばかりではありませんでしたが、高齢者の方とお話をすることに面白みを感じていました。長年高齢者と接していたことによって、コミュニケーション能力も長けていたと自負しています。病棟クラークは、体力的にもきつくなく、かつ今までの経験を活かせる職業だと思いました。

 

 転職活動は、割とスムーズに進みました。老人ホームで勤務していた時に、利用者さんを病院まで送迎していて、その時に病棟クラークの求人があるという情報を入手できたからです。介護福祉士の資格を持っていたことも有利に働きました。今は、前職での経験が評価されて、緩和ケア病棟の病棟クラークとして働いています。緩和ケア病棟は、末期のがん患者さんなどの痛みや精神的な身体的な苦しみを予防し、和らげるという病棟です。ですので患者さんとの接し方は、他の病棟クラークに比べて、より慎重に親身になってお世話をしなければなりません。緩和ケア病棟では、慌ただしいことはなく、患者さんがゆったりと過ごせるような配慮がされています。ですので、自分自身も体力的に余裕をもって勤務することができていて、患者さんとのコミュニケーションを大切にすることが出来ています。今後も患者さんが穏やかな時を過ごせるように、心配りができればと思っています。

 

 

専業主婦から病棟クラークへ(54歳・女性)

 以前まで、クリニックの医療事務として数十年勤務してきましたが、ドクターが高齢になりクリニックを閉めることになり、そのまま専業主婦となりました。特に仕事を続ける理由がなかったので再就職はその時は考えていませんでしたが、50代となり子どもが成人し、家を出たことをきっかけに復職を考え始めました。しかし、医療事務として復職するにもブランクがありましたし、診療報酬の改定が2年に1度あるため、勤めていた時の医療事務の知識では通用しないことにも不安がありました。また1からスキルを磨くことができる年齢でもありませんでしたので、医療事務の復職は諦めようかと思っていた矢先に、以前の同僚から病棟クラークの仕事を勧められたのです。

 

 クリニックでの勤務しかない上、病棟クラークは未経験でしたが、実際に応募してみると、数十年医療機関に勤めていた経験が買われ、採用されることになりました。実際に勤務してみると、不安だった医療事務としての知識不足はさほど問題はありませんでした。特にレセプト業務や会計をするわけではなかったので、医師や看護師と連携する上で必要な医療用語や、基本的な診療報酬の知識があれば十分でした。数年ぶりの社会復帰でしたが、患者さんとの接し方やカルテ整理などの仕事は身に染みていたので、すぐに職場には慣れることが出来ました。

 

 自分の年齢だと新しいことを覚えることにも時間がかかってしまいますが、前職の経験が活かされたおかげで、あまり苦労せずに済みました。医療機関で勤務したことがある経験と資格があれば、たとえブランクがっても復職は難しくないと思います。特に病棟クラークは、医療事務と違って算定業務に携わることがないですし、残業もほとんどないので、この世代でも仕事がしやすいです。

 

本記事は2018/01/30の情報で、内容は病棟クラークとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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