目次
スタイリストの転職と面接
スタイリスト面接と作品
スタイリストの面接も一般企業とはさほど変わりません。やはり、人間的なところも見られますし、スタイリスト業界でどれだけ仕事をしてきたかということが問われます。
スタイリストの面接では、作品提出が必要になることも多いです。作品とは、スタイリスト、ヘアメイク、カメラマンが一緒になって、作品撮りをしたものや、過去に手掛けた仕事です。ですので、自分が関わった作品はきちんと形にしておいてポートフォリオとして見せられる状態にしておくのが理想です。目で見て分かるポートフォリオブックがあれば営業もかけやすくなります。
スタイリスト面接の服装
スタイリストの面接ですから、やはりファッションセンスは見られています。
一部を除き、一般企業のようにスーツで行く方はほとんどいないと思った方がいいです。リクルートスーツですと、本人のオリジナリティも見えなくなりますし、採用側もファッションセンスが判断しにくいですので、自分らしいオリジナリティのある服装で行くのがいいです。かといって、くたびれたような服装はNGです。
本人のオリジナルのセンスが分かるような服装でありながら、清潔感や好感度といった印象を持つファッションがいいです。そういったTPOを考えるのがスタイリストの仕事ですから、面接らしい服装をしていきましょう。
スタイリスト面接でのマナー
きちんと挨拶が出来て、相手の目を見て話をしたり、丁寧な言葉を使用したりなど、どんな職種でもこういった当たり前のマナーは大切です。
特にスタイリストの場合は1回1回、違うスタッフと仕事をしたりしますので、円滑なコミュニケーション能力も必要になってきます。
そういった事を全て面接では見られていると思って良いでしょう。
スタイリストに必要な知識と能力
スタイリストに必要な知識って?
スタイリストになるために必要な知識と言えば、やはり洋服に対する知識です。
今、どんな洋服がトレンドであるか?どんなファッションブランドがあるか?そのファッションブランドの洋服の雰囲気はどんなものか?今年の流行りのカラーは何か?と数え上げたら切りがないのですが、洋服やトレンド、ブランドに対する知識は必須になります。
また、映画などの仕事であれば、その時代の洋服の傾向や文化、そういった所まで分からないと、微妙なニュアンスは出しにくいものです。時代劇のドラマとなってきたら、着物の知識も必要ですし、洋服、身に着けるものに関してはありとあらゆる知識が必要になってきます。
その為に、ファッション関係の学校を出たスタイリストもやはり多いですし、ファッション業界に携わっていてスタイリストに転身するケースもあるのです。
まず、スタイリストになりたいと思ったら、とにかく洋服のことを勉強するのが一番です。自分で洋服を作れるのであれば、更にスタイリストの仕事の幅は広がります。
スタイリストに必要な能力は?
粘り強い情熱
スタイリストに必要な能力と言えば、やはりこの仕事が好きだという情熱かもしれません。
色々な現場に行きますし、様々な人と関わる仕事です。嬉しいことも沢山ありますが、その反面悔しくてたまらないという経験をしたスタイリストも少なくないはずです。そのような嫌な思いをしたとしても、それでも乗り越えてスタイリストとして高みを目指していけるという、粘り強い情熱も欠かせない能力の一つです。
クライアント側から、ムチャぶりをされる事も多々ありますし、徹夜をしたりするのもザラな世界であったりします。風邪を引いたからと言って、代わりになる人はいないので、もちろん仕事を休むわけにもいきません。どんなに具合が悪くても寝てなくても、はってでも行かなければいけない仕事です。
一見、華やかな仕事のように思えますが、こういったネガティブと思えるような一面もある仕事です。ですので、このような試練に合っても、負けずにまた這い上がれる、スタイリストという仕事への情熱を持ち続けることも一つの能力であり、重要なことなのです。
コミュニケーション能力
スタイリストの仕事は、演者の気持ちやディレクターの意図する世界観をくみ取る仕事です。
他にもファッションブランドのプレスとの付き合いやデザイナーとの繋がりなど、このように様々な人と付き合っていく仕事ですので、コミュニケーション能力も重要になってきます。
仕事の場だけでの付き合いに限らず、展示会に足を運んだり、パーティーに顔を出したり、飲みに行くのも、大切なコミュニケーションの一つになります。フットワーク軽く、色々な方と付き合っていく能力は欠かせないです。
スタイリストの転職と面接のまとめ
- スタイリストの面接までに作品のポートフォリオをまとめておこう。
- 面接での服装は、オリジナルのセンスを出しつつも清潔感や好感度といった印象を与えるファッションで。
- スタイリストに必要なのは洋服に対する知識。そして粘り強い情熱とコミュニケーション能力。
本記事は2018/01/21の情報で、内容はスタイリストとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。