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スタイリストになるには?
個人スタイリストのアシスタントが近道
スタイリストへの1番の近道は、有名スタイリストのアシスタントになる事です。
スタイリストの仕事は売れっ子になれば、様々な業務をこなさなければならなくなり、一人では回せない仕事量になっていきます。そういった場合に、何名かアシスタント採用をするスタイリストも多いので、応募してみるといいでしょう。
ただ、アシスタント採用について求人誌に載ることはほとんどありません。基本的にスタイリストのアシスタント求人については、知り合いのツテだったり、ホームページでの募集という場合が多い傾向にあります。
スタイリスト事務所のアシスタントになる道も
個人スタイリストのアシスタント以外では、スタイリスト事務所のアシスタントになるという道もあります。
個人スタイリストが直接アシスタントを雇わずに、事務所所属のアシスタントに仕事を発注することも多いです。事務所に所属し、アシスタントとして現場をこなしながら、独立出来るまで修行を積むことも可能です。もちろん事務所から独立しなくても、事務所所属のままアシスタントから一人前のスタイリストに昇進することも出来ます。
スタイリスト事務所は大々的に募集などを出していることも少ないので、入りたいスタイリスト事務所のホームページをチェックするのが良いでしょう。問い合わせ後に、履歴書・職務経歴書を送ってくださいという事務所もありますし、作品を送るように言ってくる事務所もあります。
中々、アシスタントの求人が見つからない時でも、諦めずに作品作りを積極的にやってみる事をおすすめします。カメラマン、スタイリスト、ヘアメイクで一緒になり、一つの作品を作りあげるのですが、これを懸命にって作品が増えていけば、事務所に入る時の面接でもやる気があると見られて、合格になるケースも多いです。
どいうったスタイリングが得意という点を、作品を通して見せることが出来れば説得力もありますし、フリーランスのスタイリストもこういったスタイリングなら自分と近いからアシスタント採用しようなどという場合もありますので、作品作りは積極的にやっていきましょう。
最初からフリーランスで独立
極僅かではありますが、最初からアシスタントを経験せずにフリーランスでスタイリストとして独立する方もいます。
こういったケースの場合は、業界にコネがあったり、タレントなどと知り合いだったりする場合が多いです。以前からファッション関係の仕事をしていて、作り衣装から始めてスタイリストになるということがあります。
ただ、このケースは稀なことです。スタイリストを目指すには、最初はアシスタントからというのが一番の近道です。
スタイリストの形態
ほぼ大多数のスタイリストがフリーランスという形態をとっています。いきなり何の経験もなく、フリーランスのスタイリストになることは狭き門であり、スタイリストと名乗っても中々仕事が得られないのが実情です。
そこで、前述したようにスタイリストを目指した時に一番早く一人前になる方法としては、もう有名になっているスタイリストのアシスタントになるのが近道です。
アシスタントをやりながら、スタイリストの実務を覚えて現場に同行したり、返却をしたりしているうちにスタイリストの仕事がどんな流れになっているかは分かってきます。
そして先輩スタリストから振られた仕事を一人でこなせるようになっていけばフリーランスとして独立するのも見えてきます。一人でいくつかの案件を抱えながら、取引先にも顔を覚えられて仕事を任されたりと道は広がっていきます。
スタイリスト求人の種類(正社員)
スタイリストはフリーランス以外にもこんな求人や仕事があります。
スタイリスト事務所
スタイリスト事務所の雇用形態は正社員、契約社員、アルバイトとさまざまです。専属契約の月給制の事務所もありますが、マネージメント事務所であれば、こなした仕事のギャランティの30パーセントをマネージメント料として、ギャランティから引かれて給与が振り込まれるなんてこともあります。アシスタントのうちは給与も低いですが、一人前になればギャランティも上がっていきます。
大手ショッピングサイトのスタイリスト
例えば大手ショッピングサイトに掲載する洋服のスタイリングもスタイリストが担当していたりします。外注で入るスタイリストもいますが、直接大手ショッピングサイトに正社員で雇用され、スタイリストの仕事をしている方もいます。
その場合、外部の撮影の仕事などは出来ませんが、ずっとweb上に掲載するファッションアイテムのスタイリングを担当することになりますので、安定した収入が欲しくて、尚且つスタイリストの仕事をやりたいたいという方であれば、このような形態の会社がおすすめです。
こういったケースの場合は朝の9時に出勤をして、夕方6時には仕事をあげて帰るような形になり、普通の企業で働くスタイルとはあまり変わりません。ただ、このようなスタイリストの仕事は、中々募集も少ないというのが現状です。
リースショップのスタイリスト
スタイリストが利用するリースショップがあるのですが、リースショップで正社員として働きながら、スタイリストの仕事があれば撮影に出向くという形態もあります。
その場合、個人に仕事が来ているわけではなくて、リースショップを経営している会社にスタイリストの現場の仕事の発注が来ていますので、指名されたりする形とはまた違う形になります。
そして、撮影が早めに終わったとしても直帰は出来ずに、またリースショップに戻って、貸出などの仕事をやる事になります。そういった意味では安定しますが、フリーランスの様な自由な時間は少ないと思っていた方がいいです。
スタイリスト求人のまとめ
- スタイリストへの1番の近道は、有名スタイリストのアシスタントになること。
- 求人が見つからない時でも、積極的に作品作りをしておくと面接時に有利になる場合も。
- スタイリストの形態はフリーランスが大多数だが、中には正社員の求人も。
本記事は2018/01/21の情報で、内容はスタイリストとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。