アシスタントディレクター(AD)の条件別求人

職業:アシスタントディレクター

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未経験可のアシスタントディレクターの求人

 制作会社の大半は、未経験のアシスタントディレクターを歓迎しています。

 

 アシスタントディレクターの募集で、未経験者を積極的に受け入れるこの風潮は、業界の慢性的な人手不足からきています。番組間での業務移動、派遣による移動がとても頻繁に行われるので、テレビ業界は他の業界と比べ人の出入りが非常に激しいので、年に何度もやってくる新人の教育には慣れています。できるだけ早い段階で現場作業を始められるように、短期間でしっかりと教育を受ける事ができますので、未経験や業界知識がないことを恐れることはありません

 

 業界経験者であるとしても、既存の担当番組を離れ新しい番組についた場合、また移動先の番組に最初から慣れる必要があります。番組制作は一般的に「リサーチと撮影準備⇒収録⇒編集⇒放映」といった順番で行われますが、番組のジャンルや現場環境によって流れが違ったり、タスク内容が大きく前後したり、番組ごとにやり方が違うことがあります。

 

 業界経験者でも、転職した直後は配属となった番組の制作プロセスを1から学ぶことになりますので、極端を言えば、未経験者と同じぐらいの教育時間がかかることも考えられます。ですので未経験者のみなさんは、自ら業務内容を吸収するという姿勢で挑むことだけで十分だと思ってください。

 

正社員のアシスタントディレクターの求人

 転職先として定めた場所と雇用形式によって、契約社員でのスタートもあれば、正社員での業務開始もあります。テレビ業界は人材採用についても形にとらわれず流動的な部分がありますので、まずは募集詳細をきちんと確認することが大切です。

 

 番組単位で募集が行われる契約職のアシスタントディレクターや、キー局の中途契約スタッフであれば、契約社員という形で業務をはじめ、後に正社員となることができます。ただし、一部会社は雇用したアシスタントディレクターを正社員にすることを視野に入れず、採用するところもあります。業務の大変さのあまり転職者が短期間で退職してしまうことが頻繁に発生するため、短いスパンでの人力運用のみ考えているのです。

 

 このようにテレビ業界には、スタッフを正社員にすることを前提としていない会社も多く存在しますので、事前に人事部署に問い合わせをするか、面接の際に雇用形態についてしっかり確認をしましょう

 

 一方、制作会社のアシスタントディレクター募集枠ですと、正社員になる過程は一般企業とそう変わりはありません。殆どの場合は約3ヶ月~6か月の試用期間を経て正社員になります。アシスタントディレクターである以上、契約社員から正社員になっても、実際の業務量とその内容に変化はありませんが、社会的に安定した形で業務を続けることができます。

 

英語力・語学力を活かせるアシスタントディレクターの求人

 アシスタントディレクターに特定の言語力を求めることはありません。外国語翻訳が必要な場面になると、専門の翻訳家さんを雇って翻訳作業を進めるからです。

 

 もちろん、番組によってはアシスタントディレクター本人にも英語や外国語を話せる能力を要求することがあります。海外発信のグローバルニュース番組や、外国語の教育番組、海外選手をインタビューを中心に扱うスポーツ番組などがその例です。

 

 自身の語学力を十分に発揮できるという点で、上記番組のアシスタントディレクター職は魅力的ではありますが、語学能力はその番組のアシスタントディレクターになる基本条件に該当します。つまり、語学を活かす業務以外のところは通常アシスタントディレクター職と全く同様なので、高い給料を支給することは、ほとんど存在しないということです。

 

 言語力を不要とする他番組アシスタントディレクター職と比べれば、多少なら給料が上がることは期待できますが、飛躍的な上昇幅で高額の給料をもらうことはないと考えてください。

 

高収入のアシスタントディレクターの求人

 アシスタントディレクター職は拘束時間に比べて非常に低い給料です。キー局のアシスタントディレクターなら平均26万円、制作会社なら平均20万円程の月給でスタートすることが多いので、業界入りを目指す人ほとんどが、可能であればキー局の新卒募集枠や中途採用枠(キャリア採用)を志願する傾向にあります。

 

 ですが、上記の平均月給は一般的とされている事例であって、中には制作会社のアシスタントディレクター採用でありながら約23万円~26万円と、相場より高額を提示する制作会社も稀に存在します。会社が映像ライセンスや芸能事務所など、番組制作以外の事業も兼ねて行っている場合、会社の規模に応じて募集人数や初任給を大幅に上昇させることがあるのです。

 

 また、業界平均より高い給料を支給する制作会社だから、アシスタントディレクターとしての仕事が他社より多くて大変、といったこともありません。給料の大小や現場の種類と場所に関係なく、アシスタントディレクター職の業務の厳しさはすべて同様です。従って、アシスタントディレクターへの転職の際は、その会社が扱っている番組、会社の規模、前職と比較した給料事情や社員待遇などを慎重に比較して選ぶことです。

 

アシスタントディレクター(AD)条件別求人のまとめ

  • 制作会社の大半は未経験のアシスタントディレクターを歓迎。
  • 正社員を望む場合には、面接時などにしっかりと雇用形態を確認。
  • 稀に相場より高収入を提示する制作会社も存在している。

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本記事は2017/12/29の情報で、内容はアシスタントディレクターとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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