20代の音楽療法士の転職例

職業:音楽療法士

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製薬会社から音楽療法士へ(28歳 兵庫県在住)

 

女性(20代)

 私は新卒で、製薬会社に営業職(MR)として就職しました。就職前から、いつかは音楽療法士の資格を取得したいという考えがあり、医学的な知識や医療の業界について勉強できる業界を選びました。入社1年目はMR認定試験にも合格し、順調でした。社内ではもちろん「新人」という存在でしたが、それでも社会人デビューできたことや、得意先から一社会人として認めてもらえていることがとてもうれしく、もっともっと知識を増やして必要とされるMRになりたいと思っていました。

 

 しかし、理想と現実には大きなギャップがあり、次第に、数字に追われる生活と、上司からの厳しい叱責が、私の仕事のモチベーションを低下させていきました。そのうちに仕事だけでなくプライベートの時間も楽しめなくなり、うつ病一歩手前の状態にまでなりました。いつから音楽療法の勉強を始めるかというのは、はっきりは決めておりませんでしたが、今がそのタイミングだと思い、在職中ではありましたが専門学校を受験し、無事に合格することができました。入学して半年後には会社を退職し、その後は勉強に支障が出ない程度にパートや派遣社員として働きながら4年間勉強しました。努力の甲斐もあり、音楽療法士(補)の試験、音楽療法士の試験、いずれもストレートで合格することができ、スムーズに資格を取得することができました。

 

 資格取得後、最初に直面したのは、予想通り「現場が見つからない」という問題でしたが、半年後に知り合いの療法士からの紹介で、高齢者施設と放課後等デイサービスで音楽療法士として非常勤で勤務することが決まりました。その後、高齢者施設からは退きましたが、現在も放課後等デイサービスでセッションを続けており、また、違った現場からも声をかけていただき、現在は週3日音楽療法士として働いています。製薬会社に勤務していた頃より収入は大きく減りましたが、それでも長年憧れ続けた職業で、週3日ではあっても勤務できるというのは幸せで充実した日々です。これからも今の現場を大切にしていきたいです。

 

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本記事は2017/12/11の情報で、内容は音楽療法士としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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