ネイリストの適性(向き・不向き)

職業:ネイリスト

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常に新しい情報にふれ成長する意欲があるかどうか

 どんな業界にも共通していえることですが、成長意欲があるかないかは仕事の出来に大きく影響します。現状に満足して改善も努力もしない人は、どんな世界でも結果を残すことはできません。これはネイリストに関しても同じです。ネイルの世界は、常に新しい技術が生み出されています。シーズンごとに流行るデザインもカラーも変わります。今持っている技術や情報に慢心していては、一瞬で置いていかれてしまいます。

 

 常にアンテナを張り巡らし、新しい情報を求めて自分から動き、固定概念に囚われず柔軟に取り入れていける人は、ネイリストとしてプロの世界で通用します。反対に、自分が出来ることにのみ終始し、自分の偏った好みに固執するような人はネイリストとしての成長はありません。

 

根気と体力があるかどうか

 上記のような、感度の高い情報収集力を保ち、それに伴う成長を遂げるためには、「根気と体力」が必須になってきます。新しい技術が生み出されたらすぐに取り入れ、お客様に満足していただけるレベルまで技術力を上げるには、地味な練習を繰り返し行うより他ありません。常にチェックしている流行を自分なりに咀嚼し、自分の言葉でお客様に提案できるようにすることでお客様からの信頼度が上がります。

 

 人間はどうしても楽な方に流れてしまいますし、ついついさぼってしまうものです。最初はできても、継続することは難しいです。苦手なことを克服するより逃げる方を選びたくなります。そうならずにモチベーションを高く保ち、自分を律するにはかなりの精神力を要します。それができるかどうかは、ネイリストに向いているか、ネイリストとして成長できるかどうかに大きく関わります。

 

 また、ネイリストの仕事は体力勝負の肉体労働です。同じ姿勢で数時間集中力を要する細かい作業を行います。それと同時に目の前のお客様との会話をはずませ、相手に快適に過ごしていただけるように配慮します。その上で時間内に仕上がるように時間配分し施術を進めます。座り仕事で楽に思われがちですが、頭も身体もフル回転で動き続けています。まともに休憩も取れない日もありますし、仕事が終わってからや休日は練習があります。こんな毎日でも乗り切れるだけの体力と、こんな生活をストイックに続けられる根気があるなら、ネイリストに向いていると言えます。

 

相手を考えるホスピタリティがあるかどうか

 ネイリストのネイル技術は、人への施術を前提としています。いかにレベルの高い技術であっても、相手をないがしろにした自分勝手なものでは、受け入れられることはありません。芸術家の域に達し、自己表現のアートとしてネイルをするのでない限り、施術する相手を意識したものである必要があります。

 

 その際、必要になってくるのがホスピタリティです。どうすれば相手が喜んでくれるのか、どうすれば相手が快適に過ごせるのかを考え、相手のためになる選択をする意識が大切です。接客業には欠かせない資質といえます。これは、元々ある人とない人がいますが、ある人の方がネイリストに向いています。

 

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本記事は2017/12/08の情報で、内容はネイリストとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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