ペットショップスタッフが扱う動物の種類

職業:ペットショップスタッフ

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犬や猫でも扱えない種類がある

 人に深刻な怪我を加える可能性がある大型犬は、ペットショップでは扱えないようになっています。具体的にはハウンド系の犬種の一部、シェパード、土佐犬などです。これらは専門のブリーダーから直接飼育家が購入するのが通例です。また、2ヵ月以下の幼体は扱えず、3ヵ月以降は売れなくても犬の免疫力が落ちてしまうので、ジステンパーなどの疫病予防処置として、ワクチン投与を店側が行っておくようになっています。

 

 現在は小型愛玩犬種で、トイプードル、ミニチュアシュナウザー、ミニチュアダックス、シーズー、チワワ、ペキニーズなどの犬種が人気で、大型犬はゴールデンレトリバーなどの一部を除き、通常は顧客要望がなければ販売するペットショップは少なくなっています。

 

 猫に関しては、伝染病自体が殆ど無いのと、1頭からの繁殖数もそれなりに多いので、グレード的にはどれも一緒といえます。ただし、スコティッシュフォールドなどの「突然変異種」は、どうしても血統的に劣性遺伝のために出来た品種ですので、特徴的な耳折れは、個体によって普通の猫種と同じになる傾向が強いです。

 

 加えて、ティーカップトイプードルや豆柴などの犬種は正統な血統ではなく、ペット業界では「雑種」に近い扱いです。犬猫はそれぞれ海外に正式登録された血統の形と毛並みなどが決められていますので、こうした知識もペットショップ店員には必要となります。

 

  • 人に危害を与える可能性がある大型犬や、2カ月以下の幼体など、ペットショップでは扱えないものもある。血統についてなどの知識も必要。

 

小動物・熱帯魚の取り扱いは?

  • 小動物の取扱の現状

 小動物に関しては規制が厳しいので、ほぼすべてが国内繁殖に限られています。ハムスターは交配を繰り返しても異型が出る確率が低いので、ブリーダーから定期的に数百匹仕入れて卸で管理し、店頭販売で数を補充していくような仕組みです。

 

 うさぎは、幼体のロス(管理上で免疫不全で亡くなること)が多いので、通常はある程度の大きさになるまで国内ブリーダーは販売しません。またペットショップの扱いでは、小鳥も小動物のカテゴリに入っています。また輸入の場合は、こうした小動物は一般貨物と同じ扱いになるため、どうしても輸送途中のロスが多く、多くの店では扱うことを避けているのが現状です。

 

  • 熱帯魚の現状

 一時期のブームが去り、今では熱帯魚専門店以外ではペットショップで熱帯魚の種類を多く販売する店は激減しています。熱帯魚は専門の輸入業者と卸専門業者とペットショップが関わるために、ほとんどが輸入です。そのためロスも輸送途中での数が多く、販売では単価が低いために、今は需要も供給も非常に低くなっています。

 

 また水槽や管理用品の種類も多く、多くの販売知識、商品知識、生体管理知識も必要なので、現状ペット業界ではプロの店員の確保が難しくなっています。

 

  • 小動物は規制が厳しく、国内繁殖が基本。熱帯魚はブームが去り、扱うペットショップはかなり減っている。

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本記事は2017/12/04の情報で、内容はペットショップスタッフとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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