ペットショップのスタッフの転職と専門学校

職業:ペットショップスタッフ

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動物専門学校とはどんなところ?

 一般的には動物関連の専門学校の目的は、「動物園やレジャー施設の生体管理業務」を目的とした勉強と、トリマーと呼ばれる犬猫のトリミングを行う資格を得るための養成校です。この中でペットショップと関連があるのがトリマーで、これは公的な資格はありませんが、保健所の指導が入るため、民間資格を有していなければ普通はトリミングの仕事は出来ないことになっています。

 

 犬猫生体管理だけ専門に学びたいのなら、むしろ直接ペットショップスタッフとして勤務をスタートしたほうが早いです。例えば高校卒業後に専門学校に通うよりも、18歳から20歳までの2年間現場で働いていたほうが、販売トークのスキルを磨くことが出来ます。

 

 とにかくペットショップスタッフは接客が販売と直結しているため、人と話が苦手という人には向いていない職業です。生体管理や疫病や大型動物に詳しくなれる動物関連専門学校は、卒業時にペットショップ業界の求人も多いのですが、ペットショップスタッフになるための勉学という意味では、学校で経営や人事に関する知識を得られるわけではありませんので注意が必要です。

 

  • 犬猫生体管理だけを学びたいのであれば、動物関連の専門学校に行くよりもペットショップで働く方が近道。

 

ペットショップスタッフになるのに資格は必要?

 一般の従業員なら資格は全く必要ありませんが、犬猫飼育管理で「トリマー(トリミング)と生体管理」と求人に記載されている場合は、トリマーの資格が必要となります。トリマーは民間資格ですが、犬のヘアカット技術と衛生管理に関する技術が必要になるので、専門学校などで学んで最終的に資格試験を受検し、公式なトリマー資格を保有していなければ採用はされません。

 

 また愛玩動物の知識が全くなく、家でも犬猫や小動物をこれまで一度も飼ったことがない人の場合は、年齢によっては動物関連専門学校で愛玩動物の飼育管理を学んでおく方が好ましいでしょう。もちろん18歳から20歳までの年齢の人で、いきなりペットショップで一から飼育管理を学ぶ姿勢なら、熱意さえ採用側に伝われば就職することは大いに可能です。

 

 なお、現在のところ、犬のトリミングの顧客割合は女性が中心なので、どうしてもトリマーは女性の方が圧倒的に多いのが現状です。女性にとっては、学歴が低くとも手に職を持つことが出来る数少ない職業の一つですし、そもそもトリマー希望者数と求人数は反比例の状況で、求人希望者数と雇用数は非常にバランスが悪く、トリマー総人口は過剰なほど増えてしまっているのが実際のところです。

 

  • 独学でも大丈夫?

 ペットショップスタッフになる場合は、独学でも全く問題はありませんが、ペットショップ業界はそれぞれの店舗で顧客争奪が激しいので、かなり明確な売り上げ目標を厳しく設定しています。そのため、それぞれで営業方針があるのと、扱うのが全て愛玩動物の幼体のみですから、一般的な家庭飼育と手順も管理方法も違います。そのあたりを納得した上で、飼育管理方法を独学で学ぶと良いです。 

 

  • 一般のスタッフであれば基本的に資格は不要で、独学でも受け入れてもらえる。

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本記事は2017/12/04の情報で、内容はペットショップスタッフとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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