トリマーの年齢層は幅広い
トリマーへの転職を目指すにあたり、やはりネックとなるのがご自身の年齢です。やりたい気持ちは大きいけれど、実際問題として可能かといわれるとしり込みしてしまう人も多いのが現実です。端的にいってしまえば、他業種と比べるとトリマーの転職はきわめて年齢の制限が少なく、やる気と勉強を継続できる意思さえあれば道を開くことができます。
専門学校で近年トリマーの講座などができていますが、そこに通う人は年齢層的に見ても30-40代という方は非常に多く、中には50代以上の人も存在します。こうした現実を見てみると、トリマーへの転職に年齢制限はあまり関係ないと捉えることができます。
年齢が原因で転職で不利になることは少ない
トリマーの仕事を考える上で、体力的な側面を考慮することも忘れてはいけません。トリマーは大型犬の補定や暴れる患畜とも日々向き合わなくてはならず、また大抵仕事が入るのが飼い主の都合により土日が多いことを考えると、どうしても不規則な生活の中でトリマーとして仕事をしていく環境が一般的です。
こうした日常に耐えうるだけの身体的な強靭さを持っていることは、トリマーを目指すにあたって非常に重要です。これは体力があればいいという話なので「年齢が若いから必ず有利」というわけではなくバイタリティがあれば年齢が多少高くでも採用不可の基準にはならないでしょう。
年齢相応のスキルを
採用では最終的には年齢も含めた人となりやその技術の提供具合で判断されることが多くなりますから、年齢相応のスキルが必要というのは事実でしょう。キャリアがそこそこあるのに、新卒ほやほやのトリマーと知識や技術が同等では決して認めてもらえませんし、実務としてペットの健康を維持したり安全に対する配慮を行うことができません。やはり自ら絶えず情報を集め、積極的に勉強を重ねている向上心のある人が転職の際には最も有利に働くことは当然です。
日々向上心を持って実務に取り組んだ結果、こうした技術志向の高いトリマーは、最終的には自分だけの店舗を構え、自宅などでがんばっていくことを目標としている人も多いです。そいった場合も、人生設計を考えたときに、それをかなえるだけの年齢的な余裕は必要ですから、スキルアップをしていくにも、若ければそれだけチャンスが大きいという根底のベースは揺ぎ無く存在しています。
本記事は2017/11/30の情報で、内容はトリマーとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。