大手サロンは1店舗の人数が多い
美容業界との生き残り合戦が激しい理容室ですが、そんな中でも大手サロンとして繁盛しているお店が存在します。
こうしたお店では、初級から中級、上級まで、様々な理容師が切磋琢磨しながら互いを高めあい、最高のサービスを提供できるように頑張っています。もともと個人経営の気質が高い理容室であるからこそ、こうした複数の理容師と一緒に働ける環境というのは貴重であり、相談等も行える恵まれた環境です。
また、最近では美容師と理容師が一緒になって働くことができる場所も登場しています。ヘアサロンと2つをひとくくりにし、総合的なサービスを提供できますから、理髪店だけでは得られない美容師側のカットや技術も学んでいける環境が整った大手サロンは、若者の間でも大変人気があるのです。
福利厚生が整っていることが多い
多くのスタッフを雇っているこうした理容室は、賃金体系もしっかりしています。たいていの場合、自分の技術が高くなればなるほど給与も高く設定されており、30万から40万以上、それこそ一般的なサラリーマンと同等の分だけ稼げるような店舗も多く存在します。
多くの店では、古きよき職人文化を継承して、固定給にプラスしてリピーターや指名がついた場合、インセンティブがつく仕組みとなっていることが多く、文字通り自分の腕次第でどうにも稼げるようになるのが現状です。また、理容師が複数人いるからこそ、フレキシブルにシフトを組むことができ、土日がない理容師にとって、身体を無視したハードワークとなることを防いでくれているところもあります。
自分の時間はやりくりしにくい?
もともと自営業の色合いが強い理容室ですが、こうした大手の理容室では、個人経営と比べるとどうしてもスケジュールを調整することが難しい傾向にあります。お店が終わってからの勉強会や1ヶ月の中で出勤できる日数など、どうしてもお店の都合に合わせる必要性が出てきてしまうため、自分自身で勉強していく時間をとるのは難しい場合もあります。
また、店のカラーに合わせた接客やカット法など、自分のスタイルと合わない場合には、わだかまりをかかえたままお客様と向き合うことになることもあります。
本記事は2017/11/14の情報で、内容は理容師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。