理容師の高齢化

職業:理容師

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理容師は高齢化している

 理容師の年齢は、年々高齢化が進んでいるのが現状です。理容師の経営する床屋さんよりも美容師が経営する美容院にいく人が若者の世代を中心に増えていることもあり、なりたい職業としても美容師になりたい若者が増え、理容師になりたい若者が減少している傾向があります。

 

 このため、なかなか若い後継者に恵まれず、理容師が高齢化してしまっているのです。こうしたことから、年齢層としても、やはり中高年である40~50代の方が非常に多く、20~30代の若くて働き盛りである人は絶対的に数が少ないというのが現実です。

 

高年齢での理容師の転職について

 上記で理容師の高齢化について言及しましたが、高齢の理容師の転職についても考えてみます。

 

 一般的な企業では、高年齢であればあるほど転職は不利になってしまうのが現実です。しかし、こと理容師に限ってはこの図式には当てはまらないところがあります。その理由は、理容師はもともと職人的な世界であることもあり、経験を積み高いスキルを身につけた人が重宝される現実があるからです。

 

 多くの高齢の理容師はたいていの場合、自分で店舗を構えていることが比率としては多いものです。こうした個人経営の理容店が行き詰ってしまったときでも、就職先を選ばなければ、そして就職先に適応することができれば、理容師のキャリアがあるのならば仕事を続けていくことは難しくはありません。

 

 近年就職先として人気の1000円カットと呼ばれる低料金のお店は、高回転を基本とした理髪店ですが、年配の方が働いているケースもあります。実際に、こうした理髪店では、ファッション性にこだわる人よりも、費用対効果を考えてリーズナブルにきってもらいたいという人が来る為、年配の理容師であっても対応しやすいです。しかし、高回転という特性上、お客さんとゆっくり会話したり、時間をかけてこだわることはできませんから、そこが許容できる人のみが継続して働くことができるといえます。

 

理容師の定年

 理容師でも1000円カットなどのチェーン店に勤めている場合には、定年制度があるところも多いです。こうしたチェーン店はいわば会社ですから、退職金や福利厚生もあります。したがって退職規定のなかに定年要件も含まれているということができます。

 

 一方で、個人経営の店を構え、そこで自分が主体となって地域に密着した仕事をしている場合、もちろん定年はありません。自分の体と頭が動き続ける限り、現場に立つことができるため、一生ものの仕事として死ぬまで続けている方も多くいらっしゃいます。

 

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本記事は2017/11/14の情報で、内容は理容師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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