自分の腕だけでやっていける
理容師は自分で学んで身につけた技術でお客様を喜ばせられる仕事です。技術があれば組織の波に飲まれずに自分の腕だけで生計を立てることも可能です。自分の腕と技術でお客様を喜ばせられるのが最大の魅力であり、やりがいでもあります。
誰にでも出来ることではなく、自分自身にしか出来ないことを行うのですから満足感や達成感は高いです。知名度が高くなれば、自分自身の名前だけでお客様が訪ねてきてくれるので、自分がどれだけの地位にいるのか、どれだけお客様から求められているのかを実感出来る職業でもあります。
自分の成長を実感出来る
自分自身の技術で喜んでもらえるからと言って、過信してはいけません。理容業界もどんどんセンスある若手たちが参入してきているのですから、多少の油断や慢心が一気に追い抜かれてしまう原因にも繋がります。理容師は覚えることは多くありますし、お客様とのコミュニケーションも図らなければならず、むしろカッティングに関係ないことでやらなければならないことが多くあるのです。
日々練習を続け、お客様とコミュニケーションを取り、確実に成長している自分を感じられればやりがいに繋がるでしょう。自分の成長が感じられるようになれば、仕事への意欲も出てきますし、楽しさも見出せます。向上心を持つことも出来るので、そういった意味でもやりがいを感じられる仕事なのです。
終わりなき技術向上ができる
理容師の技術に際限はありません。磨けば磨くほど輝きを増していくので、飽くなき挑戦が可能です。技術を磨けば、お客様に還元が出来ますし、その評判を元に別のお客様がやってくるという良いサイクルを生み出すことが出来るのです。ただし、その逆もあるので気を付けましょう。もう技術を磨く必要がないと勝手に判断すれば、どんどん腕は鈍っていきます。ブランクのあるアスリートが、現役選手に敵うわけがありません。理容師もそれと同じです。
理容師のように、サービス職でありながら技術職でもある職業は常に自分が挑戦者であり、追いかけられる側であることを理解しなくてはいけません。特に理容師として地位を高めたいと考えるならば尚更です。そして、良い技術はどんどん他人から学んで吸収しましょう。独学だけでは限界もあり、間違っている部分や悪い部分を自分では気づけない傾向にあります。人と技術を見せあって、技術を高めていくのが一番いい方法です。最初のうちは理容師の魅力もやりがいも見えてこないかもしれませんが、苦労しながらも続ける人だからこそ魅力ややりがいは味わうことが出来るのです。
本記事は2017/11/14の情報で、内容は理容師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。