土地家屋調査士の国家試験・難易度

職業:土地家屋調査士

134views

imasia_2250325_M

 

土地家屋調査士の国家試験の内容

 土地家屋調査士の国家試験に受験資格は一切なく、国籍、年齢、性別、学歴に関係なく受験できる試験です(未成年者は成人したのち登録が可能)。午前と午後の部に分かれて実施され、午前の部は測量に関する試験、午後が不動産の表示登記に関する試験です。測量士や測量士補、建築士の資格を持つものはこの午前の試験が免除されます。

 

 多くの受験生は測量士補の試験を事前に受け免除の手続きをおこなって午後の試験だけに挑みます。筆記試験に合格したものだけがその後に口述試験が実施されます。各法務局の本局で行われる口述試験は最後の関門なのでとても緊張する場面です。

 

試験の難易度

 土地家屋調査士試験の昨今の合格率は例年6%前後です。 年によって前後はしますが最近では6000人程度が受験して400人が合格するような水準です。

 

 不動産登記に関する午後の試験について解説すると、その内容には基準点という足切り点があります。択一は20問中13問前後(毎年若干基準点は変わります)正解にならなければ書式2問の回答を採点してもらえません。択一問題は20問ですがその選択肢は各問に5肢あり、正解の個数や組み合わせで回答する問題が多く、実際には5肢×20問の100問について正誤の判断をしなくてはいけません。

 

 不動産の表示の登記に関する法律、土地家屋調査士法、民法などからの出題なので比較的範囲は少ない試験ですが、その分とても掘り下げた問題が出題されます。書式問題も年々難易度が増し、5~6ページもある案件が問題となっており、その事例の中でどんな登記手続きを行うことが正しいかを判断する能力が問われます。受験勉強時に良い成績をあげていた受験生でも本番では時間に余裕がなくなる試験です。

 

転職サイトランキング【最新版】

  1. 転職最大手の「リクルート」は求人件数の多さはもちろん、カバーする業種・職種の幅も業界トップ級で常に人気が高い!

  2. 転職業界大手の「マイナビ」!スキルや年収を適正に評価し、年収を最大限アップできるように担当者が徹底サポート!

  3. 年収アップに自信あり!利用者の7割以上が年収アップ!リクルートエージェントやマイナビエージェントと併用する人も多い!

本記事は2017/10/24の情報で、内容は土地家屋調査士としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

ページ上部へ移動する