- ベビーシッターを頼まれるお客様の中には、ご兄弟・ご姉妹のお世話を依頼される方もいます。会社によっても違いますが1対1でのお世話よりも料金設定は上がり、同じ時間を働いても1人のお子様のお世話よりもベビーシッターが得る収入も多くなります。 全ての時間をご兄弟一緒に過ごす場合もありますし、朝から下のお子様のお世話を担当し、上のお子様が幼稚園や学校から帰宅してからは、ご兄弟のお世話を担当するという場合もあります。
安全面への配慮がより必要となる
1人でご兄弟のお世話をする時に注意をするべき点は、まずは安全面です。ご兄弟で過ごす場合には年齢や発達によってそれぞれ使う玩具が違います。上のお子様が使っていた細かい玩具や粘土やクレヨン等を下のお子様が口に入れてしまい誤飲に繋がったり、上のお子様が使っていたはさみや鉛筆が出したままになっていてまだ使い方の分からない下のお子様が手にしてしまい怪我に繋がったりなど、1人の時とは違った危険が多いので常に周囲の環境に気を配る必要があります。
また、兄弟喧嘩による怪我にも配慮しなくてはなりません。小さなお子様ですと思いが言葉で伝えられない分、噛みついてしまったり引っ掻いてしまう事もあります。1人のお子様と関わっている間にもう1人のお子様が転倒などにより怪我をしてしまうケースもあります。戸外では気を配る範囲も広く怪我の危険性が更に増しますので、ご兄弟のお世話に慣れていない時には室内で過ごす事をおすすめします。
必ず平等に関わる
安全面の他にも、1対1でお世話をする時とは違った配慮が必要な場面もあります。それが、ご兄弟に平等に接するということです。どうしても下のお子様への対応が多くなってしまい、上のお子様が十分に楽しめる環境作りが難しくなりがちですが、どちらのお子様も楽しく過ごせる環境を作ることはベビーシッターとして大切な仕事です。
下のお子様のお世話をしている途中でも上のお子様が話を聞いて欲しそうな様子であれば安全な環境を整えてから1度手を止めてしっかりと話を聞く、遊び方は違ったとしても兄弟で一緒に楽しめる様な遊びやゲームを提案する、喧嘩をした時にはお互いの話を聞いて仲裁をする等、お子様の気持ちを汲み取ってお世話をすることで1対1ではなくても、お子様が満足できるような関りは可能です。
ご兄弟のお世話はベビーシッターとしてのスキルがより必要となります。1対1でのお世話の中で遊びの幅を広げ自信がついてから依頼を受けることで、余裕を持ったお世話に繋がります。
本記事は2017/10/18の情報で、内容はベビーシッターとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。