面接まで進むために重要な要素は「スキルと経験」
ゲームプログラマーになる、もしくは同業での転職の場合の第一関門として書類選考があります。履歴書を書いたり、過去の実績をまとめた職務経歴書などを書いたりします。この際にもっとも重要な部分は「スキルと経験」です。
中途採用の場合、即戦力を求める傾向がゲーム業界は強いです。この場合は過去の実績などは書けるだけ細かく書くようにして下さい。例えばAというソフトの開発をした際に具体的にやった仕事、UI全般を担当した、モンスター周りの挙動、イベント作成ツールの作成など相手に分かるように伝えましょう。
また、ゲームプログラマーを数年していれば起こることがあります。それはプロジェクトが停止したりしてしまうことです。このようなことがあった場合、実績として入るかどうか迷って記入しない場合もありますが、書くようにしましょう。採用側は実績にブランクがあると「病気をしたのかな?健康に問題があるのではないか?」などを想像してしまいます。プロジェクトが停止したり、会社の事情で実績にブランクがある場合は、その間に何をしてきたのかも書きましょう。
ともあれ、面接に進む前の書類選考ではまずは「スキルと経験」をアピールしましょう。人間性やコミュニケーション能力は実際の面接で十分に伝えることが可能です。
ゲームプログラマーの面接は「確認」が多い?
上記のような書類選考のあとは実際の対人での面接です。面接まで通ったと言うことは書類選考であなたに興味を持ったという意味になりますので、この事実に関しては自信を持っていいです。
では、ゲームプログラマーの面接の際にどんな人と面接をするのかと言うと、採用担当とメインプログラマーなどの複数人で面接を行う場合が多いです。小さい会社などではマンツーマンのこともあるでしょうが、基本的にはそこそこの会社規模であるケースが多く、複数人での面接になることが多いです。
面接では企業の方針により色々なやり方がありますが、基本的には「確認」を行いたいから面接をします。確認とは書類選考に書いてあった内容に間違いがないのかを採用担当やメインプログラマーが見極めることをいいます。実際に書類選考では凄い実績とスキルを書いてあったが面接をしてみると、全然説得力がなかったり、スキル方面の質問をしても上手く答えられない人もたまにいます。こういう人がいるから企業側も確認するために面接を設けています。
他にも人間性としてどうだろうか?という興味もあります。採用担当や採用した際に配属するプロジェクトリーダーを交えて人間性も見られます。良くある決定の仕方に「この人と一緒に仕事がしたいか?」というのがあり、そういった見方がされています。また、人間性はキャラクター的観点でなく、仕事に対する姿勢で決めるのが多いので今までの仕事との向き合い方が重要になります。
ゲームプログラマーの面接で注意したいポイント
面接で注意したいポイントは幾つかあります。ゲーム業界はかなり自由な社風が多いので私服で面接に行く方もいます。許容している会社もありますが、なるべくならスーツを着て面接に参加してください。応募ページに私服でも良いと書いてあれば別ですが社会人としての意識をもって行動をしましょう。
また中には、目を見て受け答えができなかったり、小さい声での受け答えになってしまう人もいます。コミュニケーションが出来ない人や元気のない人に見られてしまいます。ゲームプログラマーとしてコミュニケーション力と元気がない人には仕事を任せようと思わないので、気をつけましょう。
本記事は2017/10/05の情報で、内容はゲームプログラマーとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。