司法書士の1日の流れ

職業:司法書士

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司法書士の1日の仕事の流れ

 他業種に司法書士として勤めている場合は各企業部署の業務の流れによりますが、司法書士事務所・司法書士法人では、おおむね以下のような流れになります。

 

  • 出勤~午前中

 営業時間は、顧客の営業時間や役所の開庁時間に合わせて朝の9時前後から始まり、夕方の17時、18時頃に終わる事務所・法人が最も多いです。朝出勤したらまずメール、FAX、留守番電話などをチェックし、緊急に対応すべきものがあれば対応します。その後は、前日までに立てておいた予定の通りに行動します。なお、補助者も慣れてくると、逐一指示をしなくとも自発的に業務を進めてくれます。

 

 不動産取引の立会いがある場合は、前日までに準備が終わっている書類その他を再確認して銀行などへ向かいます。そこで問題がなければ法務局に出向いて、その件についての登記申請をします。そして、登記申請の受領書を銀行などに届けます。補助者がする場合もありますし、事務所でオンラインによる登記申請をすることもあります。

 

 たいていは午前中に1件これを行います。忙しい事務所・法人や繁忙期は2件、最も忙しい時で決済の場所がどれも駅前にある銀行などという場合は3件こなす場合もあります。これらを終えて昼食を取ります。

 

  • 午後の流れ

 午後からも不動産取引の立会いがある場合は、午前と同じです。立会いがない場合は、以前に依頼されていた相続登記や商業登記の申請を行うこともあります。

 

 午後から裁判事務を行う司法書士もいます。逆に、午前に裁判事務、午後に不動産取引の立会いという場合もあります。裁判事務であれば裁判所に書類を提出したり、簡易裁判所に出廷したりします。書類の提出は補助者が行うこともあります。その間に、継続的取引がある法人顧客などから連絡があれば、すぐに先方のところに向かうこともあります。また、連絡しなければならないところには、空いた時間を使って連絡をします。

 

 事務所に戻ってからは、予約を取っている来客の相談などに応じます。それが終わると、各種書類の作成、メールの作成・送信、電話連絡などをします。明日以降の予定を立て、各事務所・法人で決めている業務終了手続きをすると、すっかり夜になっています。その後はすぐに家に帰ることもあれば、営業活動をすることもあります。

 

  • 繁忙期

 繁忙期は、主に他の多くの業種と変わらず、企業の決算期が集中する3月の年度末、9月の中間期末、年末です。また、月の中では月末が忙しく、日では不動産取引に好まれる大安に立会いとその登記申請で忙しくなります。

 

  • 不動産取引がある場合は1日1件~大手事務所や繁忙期などは3件ほどをこなし、他の手続きや裁判事務、連絡対応や相談業務などを行う。

 

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本記事は2017/09/30の情報で、内容は司法書士としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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