少年鑑別所での法務技官の仕事

職業:法務技官(心理)

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鑑別結果通知書の作成が主要な仕事

 少年鑑別所での法務技官は、「鑑別結果通知書」を書くことが主な仕事になります。「鑑別結果通知書」とは、少年鑑別所に入っている少年少女について「なぜ非行をしたのか、どうしたら更生できるのか」などを心理学の手法で見極め、文章にまとめて家庭裁判所に提出し、審判資料とするものです。

 

 「鑑別結果通知書」は、少年少女が少年鑑別所に入ってから審判を受けるまでの約4週間で書き上げなくてはならず、同時に何人もを担当することはよくあるので、面接や心理検査などを効率良くこなしていかなくてはなりません。

 

 「鑑別結果通知書」の具体的な内容ですが、定型の書式は当然あるものの、内容は比較的個人差があり、法務技官それぞれの個性がにじみ出るものになります。共通しているのは、「その少年少女がどんな人物なのか」「非行に至った経緯と原因」「今後、どのような道を歩むのが良いか」についての項目で、これらを心理学の見地から必ず書かなくてはなりません。

 

 こうした内容を書くためには、やはり対象となる少年少女に話してもらい、それを聞くのが一番早くて正確なので、面接を中心に行います。しかし、必要な情報を聞きだし、非行への反省も促さなくてはならず、ましてや大人しく話してくれる相手ばかりではないので、面接のみの情報で見極めるのはとても難しいです。そのため、面接以外の方法も使います。

 

 その他の方法としては、客観的な情報が得られる心理検査が有効です。少年鑑別所に入った全員が行わなくてはいけない検査に加えて、必要であれば法務技官が自分でロールシャッハ(投影法の性格検査)やWISC(知的な発達を見る検査)などを選んで行うことができます。

 

 また、各少年少女にはそれぞれ担当の家庭裁判所の調査官が一人ずつ付きますので、少年鑑別所に来る前の学校や職場などの社会内での情報を聞くこともできます。さらには、面接や心理検査だけではなく、少年少女の毎日の生活の様子や日記の内容を法務教官に確認したり、自分で見ることで、自然な姿から伺える人となりを知ることもできます。

 

 このようにして、様々な方法やテクニックを駆使して、説得力のある「鑑別結果通知書」を書くことが法務技官として一番重要な業務です。

 

少年鑑別所での法務技官の1日

 朝は朝礼から始まります。月に数回、護身術の練習を行います。前日の当直者からの引き継ぎを受けたり、各部署から連絡事項が回されます。

 

 こうした朝の定例の時間が終わると、面接をしたり、心理検査をしたり、「鑑別結果通知書」を書いたり、個人個人が必要なことを黙々とやっていきます。「鑑別結果通知書」の締め切り迫っている人は、書き上げたら幹部の職員全員に見てもらわなくてはいけないので、早めに提出します。

 

 忙しい施設の場合は、残業をしないと締め切りに間に合わないので、夜まで連日頑張ります。もちろん資料を持って帰って家でやることなどは情報管理の関係でできないので、残業でも間に合わない場合は土日などの休日出勤をして間に合わせます。

 

本記事は2017/09/14の情報で、内容は法務技官(心理)としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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