アパレルの勤務時間は会社によってさまざま
「ファッションデザイナーの勤務時間」と言っても会社によってかなりばらつきがあります。シーズンによっては残業がかなりかさんだりもして一概には言えません。
「業務開始時間」を見てみても、これもかなり様々で、大手企業は一般的な9時から、中小企業はそれよりも遅めになることが多いです。中には11時から業務開始という企業もあり、その場合は定時が8時になることもあります。
会社によって勤務時間が大きく違う場合が多いので、転職活動の時は、応募時によく確認しましょう。
繁忙期は残業が多くなることも・・・
アパレル業界の繁忙期は展示会前後とセール時期です。その中でファッションデザイナーが一番忙しくなるのが展示会前後になります。繁忙期は残業が多くなることもあります。
展示会前はファッションデザイナーにとって腕の見せ所で、次シーズンのサンプルを一度に大量に作成します。また、展示会が終わった後は、サンプルそれぞれの反応を社内で確認し量産に向けて動き出します。このときにサンプル最終チェックや量産指示を出すのもファッションデザイナーの仕事です。
大手企業では、残業禁止にしていたり、しっかりと残業代が出るところがほとんどですが、中小企業では基本給に見込み残業代が含まれていたり、まったく残業代が出ない企業もまだまだあります。転職をする前に、その会社の給料体制をしっかり確認しておくことが大切です。
休日は休みながら市場調査も意識
多くのファッションデザイナーの休日は、週休2日で土・日・祝日が休みです。ファッションデザイナーは常に新しい情報を意識することでデザインの引き出しが豊富になりますので、休日にショッピングに出かけても競合他社のリサーチをしたり、仕事を意識することもある程度は必要です。
また、企業によっては繁忙期に仕事が間に合わなかったりすると休日出勤するところもあります。特にメーカー勤務の場合は、取引先の都合に合わせて動かなければならないため、急な予定変更や休日出勤がある場合もあります。
本記事は2017/09/13の情報で、内容はファッションデザイナーとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。