ファッションデザイナーに多い転職理由は?
ファッションデザイナーが転職を考える理由は様々ですが、ここでは一例をご紹介します。
- 自身のキャリアアップのため
ファッションデザイナーはキャリアアップを狙って転職することがあります。たとえばメーカーに勤めていたデザイナーが生産知識を生かしてブランドデザイナーとして転職したり、逆にブランドにいたデザイナーが、もっと商品知識を増やしたいと希望してメーカーデザイナーになったりします。
また、現状作っている商品よりもランクの高いものを扱っている会社に転職し、より高度な技術を身につけたいと考えるデザイナーも多いでしょう。
- 年齢によるゾーンの移動
ファッションデザイナーにとって年齢はとても大切な項目です。自身の年齢とかけ離れているターゲット向けの商品を作ることが苦痛に感じることもあるかもしれません。
多く見られる傾向は、自身が年齢を重ねたときに徐々にターゲット年齢から外れていき、好みやセンスが生かせなくなってくるという流れです。この場合は、自身と近いターゲット商品を扱う会社に転職することで解決できます。
- ブランドの衰退
アパレル業界は流行商品を扱うため、新しいブランドが次々に生まれて、残念ながら衰退していくブランドもとても多くあります。リブランディングを行い、また人気ブランドに復活する場合もありますが、その場合もデザイナーは入れかわざるを得ない状況がほとんどです。この場合は今までの経験を生かして、競合他社に転職したりするケースがあります。
- 給与面での不満からの転職
アパレル業界は大小さまざまな形態の企業があり、給与の条件もさまざまです。最初は経験を積むために、安い給与で働き出しても企業の業績がなかなか上がらず昇給が厳しいということも多々あります。
実務経験を積み、自信を持ったデザイナーはより良い職場環境と給与を求めて転職を考えることがあります。安定している大手企業や市場で流行し売れているブランドに移り、さらに経験を積み、自身の価値を上げていきます。
本記事は2017/09/12の情報で、内容はファッションデザイナーとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。