20代の気象予報士の転職例

職業:気象予報士

134views

製薬会社から気象情報会社へ(28歳 東京都在住)

 

男性(20代)

 新卒で都内の製薬会社に就職しました。営業現場に配属され、主に大学病院の医師のもとを巡回する仕事に就きましたが、割り当てられた病院の数が多く、接待も多いために2年半ほどで体を壊してしまい、自分が担当していた病院に約1ヵ月入院しました。気分も沈みがちでしたが、同じ病室に気象予報士の方がいて、話をするうちに面白そうだなと思うようになりました。

 

 そして退院後、さらに1ヵ月ほど自宅療養したのですが、その間に気象予報士のテキストなどを買って受験の決意を固め、職場復帰後はスクールに通うようになりました。大学では物理を専攻していたこともあり、気象学の分野はスムーズに理解できましたが、法律などの暗記分野で苦労し、4回目の試験でようやく合格できました。そして製薬会社を退職し、気象情報会社の中途採用試験を受けて就職。現在は天気予報の作成や、ウェブサイト構築などの作業を行っています。

 

 自分がかつて仕事で体を壊した経験や、製薬会社時代に築いた医師とのネットワークをもとに、今後は気象と健康の関連をテーマにした仕事を展開していきたいと思っています。

 

ホテル勤務から自治体職員へ(28歳 山口県在住)

 

男性(20代)

 大学を出てすぐに大手のホテルチェーンに就職し、まず全国の系列ホテルを巡回してアドバイザリー業務を行う部署に配属されました。出張に次ぐ出張の毎日で、ほとんど休日もなく3年ほど忙しく過ごしましたが、その後の人事異動でとある地方のホテルの専従となり、フロントや接客の業務に就くことになりました。

 

 先輩からは「数年で本部に戻れるから心配するな」と言われていましたが、縁もゆかりもない地方でさびしい単身生活を送るうち、これでいいのだろうかという気持ちが大きくなり、出身地にUターンする決意を固めました。

 

 実は気象予報士の資格は学生時代に取得していましたが、それを活かせるような職場ではなく、自分でも気象予報士だという事を忘れるくらいでしたが、出身地の自治体が防災に力を入れるために気象予報士を正職員として採用すると親が教えてくれて、試験を受けて合格することができました。今は自治体職員として、天候状況が悪化しそうなときは関係各所と連携して対策をとるなど、住民の命を守る仕事に汗を流す毎日です。

 

専門学校教員から派遣会社へ(29歳 埼玉県在住)

 

女性(20代)

 専門学校で全日制ビジネスコースの講師を担当していました。簿記や仕事上のマナーを教えるのが主な仕事でしたが、学校内に一般向けの気象予報士講座があり、その講師の方と話をするうち、気象予報士に興味がわいてきました。

 

 文系の自分にはハードルが高く感じましたが、学内割引もありましたので通年の気象予報士養成コースを受講しました。最初の数ヵ月は全く理解が出来なかったものの、だんだんと学習のコツが掴めるようになり、勉強が面白くなって、少しでも空き時間があるとテキストを開いて学習するほどに熱中してしまいました。

 

 1年後、最初の試験で学科試験をパスし、2回目で実技試験に合格して気象予報士となることができました。そして、自分のスキルを活かしてみたいと思い、専門学校を辞めて派遣会社に登録することにしました。すると登録後1ヵ月もしないうちに、とあるニュース番組の天気予報コーナーのスタッフとしてテレビ局に派遣されることになったのです。

 

 今は毎日、秒刻みの生放送のスタッフとして原稿制作やCGの監修など、とても刺激のある生活を送ることができています。

 

転職サイトランキング【最新版】

  1. 転職最大手の「リクルート」は求人件数の多さはもちろん、カバーする業種・職種の幅も業界トップ級で常に人気が高い!

  2. 転職業界大手の「マイナビ」!スキルや年収を適正に評価し、年収を最大限アップできるように担当者が徹底サポート!

  3. 年収アップに自信あり!利用者の7割以上が年収アップ!リクルートエージェントやマイナビエージェントと併用する人も多い!

本記事は2017/09/06の情報で、内容は気象予報士としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

ページ上部へ移動する