ペットシッターが扱う動物とそれぞれの注意点

職業:ペットシッター

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 ペットシッターとしてお世話をする動物は主に犬と猫、そして小動物です。ここでは、動物の種類によって主に注意すべきことについて挙げていきます。

 

犬の世話をする際の注意点

 犬は排泄や食事の世話などが毎日必ず必要なので、ペットシッターとして依頼されることが一番多い動物です。犬はサイズに非常に幅のある動物です。小さい犬だと数百グラムから大きな犬になると60キロ以上にもなります。

 

 まず、ペットシッターそれぞれの器量としてお世話が可能なサイズを認識・制限しておく必要があります。もしくは、特別に力のある犬種については最初からペットシッターの対象外としてお断りをしておく必要があるでしょう。おおよそ30キロ以上の犬になるとかなりの力があります。大きなサイズの犬でも大丈夫だと引き受けても、散歩中に引っ張られて犬を逃走させたり、他人に怪我を負わせるようなことがあってはいけません。

 

 ペットシッターだからといって全ての動物のお世話を引き受ける必要はなく、きちんとサイズなどの基準を決めておくことが双方にとって不幸な結果を招きません。

 

 個体によって順応性に差はあるものの、ペットシッターの訪問とともに次第に馴れてコミュニケーションが取れやすくなる傾向があります。犬は環境や飼い方によってその性格や行動のパターンがかなり違っています。犬をよく観察して個体の状態を把握するためには、一定の経験が必要になります。

 

 経験不足の時には先輩ペットシッターや相談できる専門家について勉強しながら、少しずつ個体の理解に努めていくと、ペットシッターとして質の高い仕事を提供できるようになります。

 

猫の世話をする際の注意点

 猫は数日不在にしていても、排泄で室内を汚すこともなく餌も犬のように一気に食べてしまいません。そのため、「旅行などによる長期間の不在時」や「猫の調子があまりよくない時」にペットシッターに依頼をするケースが多いです。

 

 猫の世話で一番気をつけたいことは逃走です。特に普段から外への出入りを自由にさせている猫は、少しでもドアが開いているときに逃走をすることがあります。マンションでもベランダに出てしまうなどのトラブルが発生しないように、猫の動きには最新の注意を払って行動します。

 

 猫は犬と同等に攻撃性を持つ性格のものもいます。飼い主には体を触らせるが他人には触らせないなど、猫も個体によって性格がかなり違います。打ち合わせの時にこうした情報についてよく理解し、猫をよく観察して個性を見抜くスキルを身につける必要があります。

 

 また猫は多頭飼育のケースが増えていて、猫同士の相性の問題も抱えていることがあります。それぞれのテリトリーが曖昧になってしまい猫同士がケンカをすることがないように、多頭飼育の場合には猫同士の関わりについても注意が必要です。

 

 猫は餌をあまり積極的に食べない個体もいます。餌が置いたままになったり、複数の猫がいっしょに餌を食べてしまうこともあるので、どの固体がどの程度の餌を食べているのかをよく把握する必要があります。

 

うさぎ・ハムスター・小鳥などの小動物の世話をする際の注意点

 小動物については特にストレスがかかりやすいので、扱いには注意が必要です。小鳥はかごから出ることないように、鳥かごの清掃をしたり餌や水を代えたりします。小鳥の中には小さな音などにも驚いてパニックを起こす個体もいます。小動物はかごの中で騒いだだけでも怪我をすることもありますので、とても慎重に接することが求められます。

 

 うさぎは環境が変わることにとても弱い動物です。飼い主が不在であるだけでもストレスを受けてしまいます。犬や猫のように順応性が高くないので、ペットシッターに馴れるのにも時間がかかります。無理をせず安全にお世話ができるようになるのを目標にし、うさぎに異変が見られたらすぐに対応できるようにします。

 

 最近では飼い主と連絡がとれれば動画で確認を仰ぐこともできます。小動物については、自己判断に不安を感じた時には普段から世話をする飼い主の判断を仰ぐ必要もあります。何をおいてもペットの安全を一番に考えて行動することはペットシッターの義務のひとつです。

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本記事は2017/08/23の情報で、内容はペットシッターとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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