ペットシッターの資格の種類・試験内容・勉強法

職業:ペットシッター

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ペットシッター関連の資格種類について

 現在存在する多くのペットシッター資格は、全て民間団体が任意で資格認定を行っているものです。このうちの数件が、自治体による第一種動物取扱業(保管業)の資格要件として認められています。これらの情報は変動しますので、必要な時に環境省のホームページで最新情報を確認して下さい。

 

 それでは、第一種動物取扱業(保管業)の資格要件として認可されていない資格を取得するメリットはないか、というとそうではありません。中には、ペットシッターフランチャイズ店の登録のために必要な資格や、ペットシッター運営のための情報を入手する教育機関として取得を要請している場合もあります。

 

 基本的には、資格マニアのように沢山の資格を取得する必要はありません。資格の取得に時間をかけることよりも、資格取得を通して得られる知識・情報を最優先した上で、資格取得の種類を検討してください。

 

資格試験の内容について

 ペットシッター関連の資格取得のためには、ペットに対する幅広い勉強が必要です。ペットの種類は、主に犬・猫と小動物が対象となっています。しかし、学問というほどに難易度は高くありません。

 

 試験勉強としては比較的浅く幅広い内容なので、ペットに関心のある方なら年齢に関わらず取り組みやすいと言えます。試験分野を具体的に記すと、以下になります。

 

・ペットシッターの実務と役割

・動物の愛護と管理の法律について

・犬の習性と行動

・犬の飼養と管理

・犬のしつけと行動の基礎学

・猫の習性と行動

・猫の飼養と管理

・小動物の習性と行動

・小動物の飼養と管理

・ビジネスマナー

・ペットシッターの業務

・ペットシッターの経営

・犬の健康の基礎知識

・猫の健康の基礎知識

・小動物の健康の基礎知識

・動物福祉学基礎

など

 

  • 試験内容は試験を主催する団体によって異なるので、団体の試験傾向を調べた上で試験対策をすることが必要です。

 

試験合格に向けての勉強法について

 試験内容の中で、各団体間で共通の認識となっているのが学問分野である獣医学の部分です。獣医学に関する基礎知識は、販売数の多い出版年数の若い書籍を購入すれば適切な情報を得ることができます。

 

 しかし、習性や行動については勉強の対象となるペットが生き物であることから、指導の内容が団体によって異なることもあります。これは、ペットが飼育環境の影響を受けて行動を変化させることで習性や行動についての情報が得られにくいという理由と、管理やしつけの方法については正否が付けられず流派が多いという現実的な問題のためです。そのため、この課題については、団体の推薦するテキストを熟読して試験対策に望む必要があります。

 

 試験後も幅広く勉強を続けたいなら、試験内容や団体のテキストで納得せずに、現場に出てからも常に学び続けることで、自分の経験を通した生きた知識を身につけていくことができます。また、こうした向上意欲のあるペットシッターは顧客の信頼を得やすく、仕事に対する自信もついてきます。勉強は試験のためではなく、これからペットシッターを続けていくための始まりだと思って取り組んで下さい。

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本記事は2017/08/23の情報で、内容はペットシッターとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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