保健師のストレス・苦労・悩みについて

職業:保健師

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 もちろん、人によって抱える悩みやストレスは様々です。ここでは、保健師の悩み・ストレスとして代表的なものをピックアップしていきます。

 

①、保健師という職種の認知度が低い

 保健師は看護師や助産師といった他の看護職に比べると職種の認知度が低く、「保健師って何をする人なの?」とサービスを提供する対象者(住民や従業員など)に聞かれることも少なくありません。

 

 そればかりでなく、組織自体が大きくなる都道府県や人口規模の大きな市の場合は、共に働いている同僚からも「保健師さんって、保健指導以外には何をするのか分からない」と言われることもあります。

 

 認知度が低いのは、いくつかの原因が考えられます。まず、保健師の場合は「病気の治療(今)」よりも「病気の予防(今後)」に重点を置いた業務を行うために、その業務内容の必要性を理解してもらいにくいということが言えます。

 

 例えば、糖尿病になってしまった後にインスリンの自己注射の必要性はすぐに理解することができます。しかし、糖尿病の発症を予防するために、早食い・どか食い・欠食を止めましょうと訴えても、なかなか日々の生活を改めて継続することは難しいものです。また、予防の成果はすぐには見えてこないということも言えます。

 

 さらに、直接住民や従業員に対して保健指導や健康教室を行っている時間を1とすると、その数倍の時間を前後の準備(計画、連絡調整など)や後片付け(結果の集計作業、分析など)に割かれることになります。

 

 こうした裏方的な相手からは目に見えない業務が多いことも、保健師という職種の認知度の低さに影響を与えると言えます。

 

②、出産・育児経験がない保健師でも、育児相談・指導をしなければならない

 保健師の中で最も多いのは市町村保健師です。自治体によって多少方針に差はあるでしょうが、「保健師として採用されたら、まずは母子保健分野に配属」という自治体が多いです。そのため、20代で出産・育児経験がないまま乳幼児の健診や家庭訪問に従事し、育児の悩みに乗ったり、助言することを求められます。

 

 新人保健師の中には、「経験のない私が相談に乗っても良いものか。こうした助言内容で良いのだろうか。」と悩む人も少なくありません。

 

③、事務作業が多い

 保健師は医療職の中でも事務作業の多い職種と言えます。これは、①の後半部分とも重複しますが、実際に健診や家庭訪問などでサービスを提供する対象者と接する時間よりも、情報収集や記録整理、結果の分析に必要な時間が長くなります。

 

 特に看護師から保健師に転職した人の中には、想像以上の事務作業の多さに驚き、対象者と接する時間が少ないことでストレスになるという人もいます。

 

④、メンタルヘルス関連の業務は精神的負担が大きい

 行政保健師であれば、育児ストレスなどからメンタル不調に陥った母親のフォローをすることがあります。産業保健師であれば、職場の人間関係や業務の量的・質的負担によってメンタル不調に陥った社員のフォローに当たります。

 

 時には対象者から「死にたい」「死ぬしかないですよね」等といった重い相談を受け、根気強くケアしなければならないケースもあります。そうしたケースの場合、相談を受ける保健師自身にかかる精神的負担もかなりなものです。

本記事は2017/07/24の情報で、内容は保健師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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