保健師のスキルアップ・他に持っておくと役立つ資格

職業:保健師

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保健師としてスキルアップをするためには

 保健師免許を取得後にスキルアップを考えるのであれば、職場内外の研修に積極的に参加すると良いでしょう。また、保健師向けの雑誌を購読するのも一つです。ここでは、様々なスキルアップ方法について説明していきます。

 

①、職場内の研修

 保健師の就業人数の多い規模の大きな自治体であれば、プリセプター制度を取っているところもあります。プリセプター制度とは採用1年目の新人保健師(プリセプティ)1名に対して、1名の先輩保健師(プリセプター)が指導役となり、日々の業務の進め方を指導したり、疑問や悩みなどに対応するものです。

 

 しかし、学校保健師や保育施設の保健師などの一人職場の場合は、なかなか職場内研修の機会は得られないものです。そのため、次の職場外研修の機会を積極的に活用しましょう。

 

②、職場外の研修

 産業保健師であれば、各都道府県にある産業保健総合支援センターを有効に活用しましょう。産業保健総合支援センターは定期的に研修会を開催(受講料無料で概ね月1回の平日開催)したり、図書や測定機器を貸出したり、専門家が無料相談に乗ったりと様々なサービスを行っています。専門家は産業保健分野に携わる医師、看護師、保健師、社会保険労務士などです。

 

 また、学校保健師の方であっても、産業保健総合支援センターの研修の一部(インフルエンザなどの感染症、熱中症、メンタルヘルス対策など)は業務と重複するため参加すると良いです。

 

 行政保健師であれば、各都道府県が主催する市町村向けの研修会が年に数回開催(無料)されます。多くは新任保健師向け(採用3年目までの保健師)となっています。

 

 また、すべての大学ではありませんが、地域の大学が若手保健師の交流や事例の共有などを目的として、行政保健や産業保健などの分野を限定せずに「交流会」などの名称で開催しているケースもあります。

 

③、保健師向けの雑誌

 保健師向けの雑誌を購読するのもスキルアップ法の一つです。地域保健分野であれば、『地域保健(東京法規出版)』がお勧めです。1冊約1,500円程度で、隔月で発行されている雑誌です。母子、老年、感染症、精神、難病、災害など幅広い地域保健分野のトピックスを取り上げているため、それぞれの知識を深めるためには最適です。

 

 産業保健分野であれば『産業保健と看護(メディカ出版)』がお勧めです。1冊約2,000円程度で、隔月で発行されている雑誌です。ストレスチェックなどの制度面のことだけでなく、事例紹介や指導ポイントなどもあり、実用的な知識を得られます。

 

 この他にも、毎月発行されている『保健師ジャーナル(医学書院)』などが保健師向けの雑誌です。地域保健や産業分野に特化していないため、地域包括支援センターなどで働く保健師にもお勧めです。

 

他の資格を取得するのもスキルアップには有効

 どの分野で保健師として働くのかにもよりますが、他資格を取得するのもスキルアップには有効です。ここでは保健師免許を取得した後に活かされる資格や関連のある資格の一部について紹介します。

 

①、ケアマネージャー(介護支援専門員)

 ケアマネージャーは、地域包括支援センターには保健師や社会福祉士と並んで常駐させなければならない職種のため、地域包括支援センターで働くことを希望する場合は是非取得したい資格です。

 

 その他にも、行政保健師として介護関係の部署に配属された場合は、高齢者や高齢者施設関係の人との関わりが多いため、取っておいて損のない資格です。

 

 高齢者のケアプランの作成・修正、介護サービス事業者との連絡・調整などが主な業務になります。ケアマネージャーは、保健師として5年以上就業した経験のある人に受験資格が与えられます(審査あり)。

 

 毎年10月頃に試験が行われ、試験合格者には87時間の実務研修(実際にケアプランを作成します)が課されます。資格は5年の更新制です。合格率は年々低下しており、最近は10%台と低くなっています。

 

②、衛生管理者一種免許

 

 ①、労働者の健康障害を防止する措置を講じる

 ②、安全衛生のための教育を実施する

 ③、労働災害の原因調査・再発防止策を講じる

 ④、週に1回以上は職場巡視を行う

 

 上記が衛生管理者の主な業務内容になります。実は、衛生管理者の業務は産業保健師と重複するところが多いのです。

 

 保健師免許を所持している人は、都道府県労働局に申請さえすれば衛生管理者一種免許も取得することができます。従業員が50人以上の企業では1名以上の衛生管理者を配置しなければならないことになっているため、産業保健師として働くことを希望する場合は申請することをお勧めします。

 

 企業によっては、衛生管理者一種免許を持っていることで月数千円程度の手当が支給される場合もあります。

 

③、養護教諭二種免許

 保健師免許を所持している人の中で、文部科学省が定める2単位(日本国憲法、体育など)も修めている人は各自治体の教育委員会に申請することによって、養護教諭二種免許を取得することができます。

 

 学校保健師は求人数自体が少なく、競争率も高いため、合格率を高めるためにも養護教諭二種免許は是非取得しておきましょう。

 

④、産業カウンセラー

 産業カウンセラーとは、労働者やその組織に対して心理学的手法を用いながら支援するのが仕事です。日本産業カウンセラー協会の民間資格で、保健師が取得を目指す際は協会の定める養成講座を受講後、試験に合格する必要があります。

 

 養成講座は通学制と通信制があります。通学制はさらに昼間コースと夜間コースに分かれます。受講期間は4月から11月までの約7ヶ月間で、そのうち104時間は面接実習があります。受講料は24万8400円です。通信制の受講期間は11月から9月までの11ヶ月間で、そのうち104時間は面接実習があります。受講料は20万5200円です。

 

 面接実習はすべての都道府県で行われるわけではないため、注意が必要です。養成講座を修了すると、年に1度1月に実施される試験(筆記試験及び実技試験)を受けることができます。産業カウンセラーの資格が最も活かされるのは産業保健師です。

本記事は2017/07/21の情報で、内容は保健師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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