保健師の1日の仕事の流れ

職業:保健師

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 ここでは行政保健師と産業保健師のそれぞれの1日において、何らかの事業(健康診査や保健指導など)が入っている場合の具体的な流れについて紹介していきます。

 

行政保健師の1日の仕事の流れ(乳幼児健康診査の主担当としての業務があるケース)

勤務時間:8時30分から17時まで(休憩時間:12時から12時45分まで)

 

<出勤から始業まで>

 個人宛及び課内メールをチェックします(中には提出物を求めるメールもあるため、事業のない日や空き時間に提出物の準備をします)。

 

<午前中>

 9時半に乳幼児健康診査の事前ミーティングを行います。主担者は事前ミーティングまでに、①対象者数の確認、②ハイリスク対象者数とその内容の確認(A君は前回健診で言葉の遅れを指摘されていたため、今回の健診では言葉について確認することなど)、③自分以外の保健師の担当業務の確認、④担当医師に確認の電話(健診当日の朝に再度、担当の小児科や整形外科などに電話を入れて健診予定であることを確認します)などを行います。

 

<午後>

 実際の健康診査開始は開業している医師の診察がない時間帯(13時から15時頃)にかけて行われます。それまでの間に、①会場の解錠、②(時期によっては)冷暖房の調節、③対象者の名簿等必要物品の準備を行います。

 

 健康診査中、主担者は受付業務を行い、続いて問診を行います。健康診査が終わると、終了後のミーティング(15時半から16時頃まで)を行います。ミーティング内では、①受診者数の確認、②既にハイリスク乳幼児となっている児の問診内容の確認、③新規にハイリスク乳幼児となった児の問診内容の確認を行います。

 

<業後>

 健康診査の後片付け(17時まで)として、①会場の施錠、②ハイリスク乳幼児の内容を地区担当者に申し送る、③ハイリスク乳幼児の健診内容を健康管理システム(電子カルテのようなもの)に入力する、などを行います。

 

 17時までに後片付けが終わらないことも多く、週に3日健康診査業務に従事する場合は前後の準備や後片付けに追われるため、残業(19時頃まで)を余儀なくされることも多いです。特に新人保健師や採用2~3年目までの保健師は、乳幼児健康診査の従事者や主担当に割り当てられることが多いです。

 

 すると週3日は何らかの乳幼児健康診査、残り2日のうちどちらかはマタニティー教室などの別な事業が入っているため、空いている時間を見つけてハイリスク妊婦・乳幼児宅に家庭訪問や電話連絡をしたりします。もちろん前後の情報収集や記録を残す必要もあるため、要量を掴むまでは定時で業務を終えるのは難しいです。

 

産業保健師の1日の仕事の流れ(健康診断後の保健指導があるケース)

勤務時間:8時15分から17時15分まで(休憩時間:12時から13時まで)

 

<午前中> 

 保健指導のある巡回先まで車を運転します。9時半に会場に到着後、簡単な会場設営(机や椅子、指導物品、筆記用具などの準備)を行います。10時から12時まで1人あたり25分程度で健康診断後の保健指導を行います。

 

 指導内容は、①健診結果についてどう捉えているか確認する、②健診結果の説明(起こりうる病気・合併症の説明、対象者の生活習慣との関連など)、③精密検査の受診勧奨、④具体的な生活改善方法を一緒に考える(食生活・運動面)などです。空き時間で次の対象者の健診結果を確認し、指導内容をシュミレーションしたり、指導記録を記載します。このような流れで午後も16時まで保健指導を行います。

 

<午後> 

 巡回先から戻ってからの1時間で、A4サイズ1枚程度の巡回報告書を作成したり、個別の指導記録を完成させます。巡回先が遠い場合や指導人数が多い場合は、時間内で指導記録を完成させられないこともあります。その場合は、翌日の業務時間内に作成します。

 

 巡回は月3日~4日程度であることが多く、巡回のない日はメールや電話での指導・受診状況の確認、会議資料作成などを行うのが一般的です。

本記事は2017/07/21の情報で、内容は保健師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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