保健師になるには・保健師の国家試験

職業:保健師

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どうしたら保健師になれる?

 保健師になるには、まず国によって定めれた科目を修める必要があり、修めた人には厚生労働省が実施する国家試験の受験資格が与えられます。

 

 国家試験は毎年2月に実施されていて、受験料は5,400円ほどかかります。この「国家試験に合格した人」でかつ「看護師免許を所持している人」にのみ保健師免許が与えられます。保健師国家試験の合格率は年度によって変動はあるものの、近年は85%以上で推移しています。

 

 ちなみに看護師国家試験も、保健師と同様毎年2月に実施され(保健師国家試験とは別日に実施されます)、5,400円の受験料がかかり、受験資格を得るためには厚生労働省が定める科目を修める必要があります。合格率は90%前後で推移しています。

 

 保健師や看護師の受験資格を得るための科目は大学、短期大学、専門学校で修めることができます。以下にそのルートをいくつか紹介します。

 

①、4年制大学で看護師・保健師免許の受験資格を得る

 最もシンプルなのは、4年間の大学在学中に看護師免許と保健師免許の両方の受験資格の得られる大学に進学することです。卒業前の2月には、看護師と保健師の国家試験の同時受験が可能となります。

 

 看護師免許の受験資格の得られる大学は、現在は200ヶ所以上に上り、その多くは看護学科や保健学科などの名称です。しかし、ここで注意しなければならないのは、すべての看護系大学で保健師免許の受験資格が得られるわけではありません。

 

 看護師免許の受験資格しか得られない場合、大学3年次に課される選抜試験をクリアした人にしか保健師養成コース・受験資格が与えられない場合があります。これについては大学のホームページや受験案内などを確認しましょう。

 

②、看護師の免許を取得してから、保健師の受験資格を得られる養成所に入学する

 まず、看護師免許を取得するためには、

 

①、4年制の看護系大学

②、看護学科のある短期大学(看護師養成コースの場合は、短期大学は2年ではなく3年次まであるため、注意が必要です)

③、看護師を養成する専門学校(3年)

④、5年一貫教育の高校の公衆衛生看護科

 

 のいずれかを卒業し、国家試験に合格する必要があります。そして、看護師資格を取得後に、

 

①、保健師養成所(1年)

②、短期大学(1年)

③、大学編入(3年次編入のため2年)

④、大学院(2年)

 

 のいずれかの養成所を卒業することで保健師の受験資格が得られます。養成所の数そのものは③の大学が大半を占めます。

 

保健師の国家試験について

 ここでは保健師になる上で避けては通れない「保健師の国家試験」について詳しく見ていきましょう。

 

■保健師試験の実施時期について

 保健師の国家試験は年に1回、2月の中旬~下旬に実施されます。看護師と助産師の国家試験を同時受験できるように、「木曜日に助産師、金曜日に保健師、日曜日に看護師」などのように実施日はずらされています。合格発表は3月下旬です。詳細な試験日程や合格発表日は厚生労働省のホームページに掲載されます。受験料は5,400円です。

 

 注意しなければならないのは、合格発表日と免許交付日には1週間から2週間程度のタイムラグがあることです。免許交付日は4月上旬~中旬頃となるため、自治体の保健師の採用日は「4月1日付ではなく、5月1日付(または6月1日付)」となります。4月から採用日までの1~2ヶ月間は、自治体の臨時職員として働くケースが多くなります。

 

■国家試験の合格率について

 保健師の国家試験の合格率は年度によって若干の変動はあるものの、近年は85%以上で推移しています。国家試験は午前問題(55問、75分)と午後問題(55問、80分)に分かれています。午前問題は一般問題40問(1問1点)と状況設定問題15問(1問2点)、午後問題は一般問題35問(1問1点)と状況設定問題20問(1問2点)となっています。

 

 全問マークシート式で、公衆衛生看護学・疫学・保健統計学・保健医療福祉行政論の分野から出題されます。合格基準は年度によって若干の変動はあるものの、午前問題と午後問題の合計得点が60%以上であれば合格となります。

 

 看護師の国家試験の出題分野と重複している部分もあるため、看護師の国家試験の勉強ができていれば、保健師の国家試験は6割程度正答できると言われています。

 

 保健師独特の出題内容は疫学と保健統計分野であり、その分野独特の単語(オッズ比、罹患率など)を理解した上で、簡単な計算問題を解かなければなりません。ただし、試験内容自体は難解なものではなく、養成所での普段の講義や地域看護実習を理解できていれば問題はありません。

 

 試験日までに過去の国家試験問題を繰り返し解いて、出題傾向を掴むようにしましょう。

本記事は2017/07/21の情報で、内容は保健師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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