保健師が抱えるよくある悩み

職業:保健師

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仕事の量に関する悩み

 保健師の仕事量に関する悩みとして多いのは、「事務作業が多い」「就業時間が長い・残業が多い」などです。どの職場で働いても保健師に事務作業はつきものですので、ある程度は覚悟しなければならない部分でもあります。

 

 しかし、事務作業があまり得意でない人や看護師から保健師に転職した人の中には、「予想以上に事務作業が多くて対象者と向き合う時間が持てない」「思っていた保健師のイメージと違う」と感じ、別の職種に転職したり、看護師に戻ったりする人もいます。地道な作業が苦手という人は注意しましょう。

 

 残業のほとんどない職場もありますが、正社員で働く保健師の場合は、ある程度残業を覚悟しておいた方が良いでしょう。これは自治体の保健師、大手企業の保健師にも言えることです。中には平日24時頃まで残業し、土日もどちらかは出勤しなければならないという自治体保健師もいます。

 

 激務から体調を崩し、うつ病や適応障害等を患い、通院治療しながら仕事を続けているケースも少なくありません。事前に希望する職場の情報収集はしましょう。可能であれば事前に職場見学をさせてもらうと良いでしょう。

 

仕事の質に関する悩み

 特に自治体保健師に言えることですが、「業務内容が広いゆえに成果が見えにくい」という悩みも多いです。保健師の仕事は、対象が個人よりも集団にフォーカスしているため、個人個人の反応よりも集団としての分析結果(データ)を重視せざるを得ません。

 

 また、集団の反応は一朝一夕では現れて来ないため、自分のしていることが正しいのか、改善した方が良いのかとったことも曖昧なまま日々の業務に当たらねばなりません。したがって、少し乱暴な表現ですが、結果がすぐ欲しい人やせっかちな人には向きません。

 

 また、どの職場の保健師にも共通しているのが、「対応に正解がない」という点です。メンタル不調者へのフォローや発達障害の疑いのある児への対応など、オーソドックスなものであればマニュアルはあります。しかし、あくまでもマニュアルであって目の前にいる対象者に対する解説書ではないということと、マニュアルに載っていない細かい悩み・相談というのも多数あるため、特に経験の浅い保健師は対応に苦慮します。

 

 正解がない上に、前述したように結果がすぐに見えてこないのが保健師の仕事の特徴です。保健師にはある意味、辛抱強さ・自立した強い精神というのが求められます。

 

人間関係に関する悩み

 どんな職種・職場であっても退職理由の上位を占めるのは人間関係の悩みです。保健師の場合もそれは例外ではありません。まだまだ保健師のほとんどを女性が占めるため、女性の職場ならではの悩みもあります。

 

 また、多くの保育園保健師・学校保健師、一部の企業保健師は1人職場のことが多く、対象者への対応方法で疑問に思ったこと、困ったことが生じてもすぐには相談できる相手がそばにいないことが多いこともよくある悩みです。

 

 これは同じ所属に複数の保健師がいるはずの自治体保健師にも言えることです。というのも、保健師一人一人に事務分担が割り振られているため、「自分と同じ業務をしている人がいない(隠れ1人職場とも言えます)」「(パソコンでの作業がほとんどのため)隣の人が何をしているのか分からなくて、聞くタイミングを掴めない」という悩む人は意外にも多いのです。

 

 同じ職場内に些細なことを気軽に相談できる相手を確保しておくことは、精神衛生上とても重要です。職場の飲み会はそんな相手を見つける良いきっかけになり得ます。また、職場以外の保健師とは研修会、会議などを通じて知り合うことが多いですので、機会を見つけて積極的に足を運びましょう。

 

 その他には、インターネット上のサイトで保健師の悩みを共有し合うなど、現代ならではの解決方法でストレスに対処している人もいます。

 

異動・転勤の悩み

 その他の悩みとしては、定期的な異動・転勤があることです。自治体保健師であれば同一自治体内の異動になります。一部の大企業の保健師は全国転勤というケースもあります。自治体保健師であれば年に1度、異動希望をとりますが、希望が通らないことの方が多く、突然辞令が出ることになります。

 

 また、そのスパンも1~2年という短い期間で異動することもあれば、10年以上も変わらないこともあり、全く予想がつきません。こういった異動・転勤のない保健師もいますが、異動・転勤がつきものという職場の保健師にとっては大きなストレスの一つとなります。

本記事は2017/07/13の情報で、内容は保健師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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