保健師の年収相場・退職金相場

職業:保健師

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 ここで述べる年収相場はすべて正職員(正規雇用者)について記したものです。臨時職員・非常勤職員などの非正規雇用者についてはこの限りではありません。)

 

自治体保健師の年収相場

 自治体保健師(大卒・新卒)の初任給は、都道府県保健師・町村保健師とも20万円程度からスタートします。給与はどの自治体でも大きな差はありません。毎年昇給があり、その際に6,000円~7,000円程度月額の給与がアップします。また、賞与(ボーナス)が3.8ヶ月支給されます。これらの他に、時間外手当や休日勤務手当などが支給されます。

 

 以上のことから、大卒の新卒保健師であれば年収は280万円~320万円程度が相場です。40歳の保健師であれば年収500万円程度となります

 

 自治体保健師は公務員です。保健師は医療職の給料表に基づくため、行政職の公務員より初任給は高めに設定されています。しかし、保健師の管理職のポストは行政職よりも少ないこともあり、昇格のスピードは行政職よりも遅くなります。そのため、40代以降の自治体保健師の給与は、同世代の行政職よりもやや少ない傾向にあります。

 

学校保健師の年収相場

 学校保健師は専門学校や大学で就業している保健師です年収相場は、その学校保健師が就業する教育機関の職員の給与に準じることが多いです(資格手当などが上乗せされる場合あり)。そのため、国公立なのか私立なのかで年収は変わってきます。

 

 国公立の学校保健師であれば、都市部と地方とで給与に大きな差はありません(身分が公務員扱いとなるため自治体保健師と同様になります)。しかし、私立の学校保健師であれば、都市部と地方とで年収に差が開く傾向にあります。

 

企業保健師・病院保健師・保育園保健師の年収相場

 産業保健師はその企業の一社員になるので、基本的な給与はその会社の給与体系に準じます。別途資格手当などが加算される場合があります。これは、病院や健診機関、訪問看護ステーションなどの医療機関、または保育園などで働く保健師も同様です。

 

 また、これらの職場は私立学校同様、都市部と地方とで年収に差が出てきます。さらに、自治体保健師とは異なりその会社によって給与が異なるため、一概に年収相場は言えません(月額給与で10万円以上差が出ることもあるため、年収で120万円以上開くこともあります)。

 

 強いて言えば、都市部で勤務するこれらの保健師(企業、病院、保育施設)の年収相場は自治体保健師よりも高く、地方で勤務する保健師の年収相場は自治体保健師よりも低い傾向にあります。

 

保健師の退職金相場について

  保健師の退職金は、職場の規定によって異なります。求人票などにも退職金支給の有無や要件について記載しているところもあるため、しっかりと確認しましょう。中には「年俸制を取っている」などの理由により退職金の支給がないところもあります。一般的には「勤続3年以上」というのが、退職金が支給される分かれ目になる職場が多いです。

 

■ある自治体の保健師の退職金の例

 

 保健師の半数以上は都道府県か市町村といった自治体に就業しています。ここでは、ある自治体の退職金の計算方法を例に挙げて説明します。

 

 退職金 = 退職月の給料月額 × 支給率(※1) + 調整額(※2)

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(※1 支給率)

→ 例えば、勤続3年の支給率は1.5、10年では5.2、20年では20.4、30年では36となります。このように勤続年数が短ければ支給率は少なく、20年目頃を堺に支給率は勤続年数を上回っていくことが分かります。一つの職場で働く年数が長い程、退職金が多くなるということです。

 

ただし、支給率については一つ注意が必要です。採用となって9年11ヶ月の場合は四捨五入ではなく「切り捨て」となり、9年と同じ支給率となります。退職金を少しでも多くという方は、自身の採用された月もしっかり把握しておく必要があります。

 

また、この他にも育児休業や短時間勤務などでフルタイム勤務していなかった月は「勤続期間」からは除かれます。

 

(※2 調整額)

→ 部長職や課長職などの役職が付いていた場合、「その役職に付いていた月数」に「2万から5万程度(役職が上がるほど金額も上がります)」を掛けた金額が調整額として退職金に上乗せされます。

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 以上のような計算に則った場合、勤続3年目の保健師の退職金は34万円程度です。役職の付かない勤続38年の保健師の退職金は2200万円程度です。部長職であれば2800万円程度となります。ここで示した金額は支給額であり、実際にはここから税金が引かれるため、手元に残る退職金はもう少し少なくなります。

本記事は2017/07/11の情報で、内容は保健師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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