保健師の求人事情について

職業:保健師

21views

imasia_1077554_M

 

 保健師の募集先は「自治体(都道府県・市町村)」が最も多くなっています。次いで「企業」や「医療機関」、そして少数にはなりますが「教育機関」や「保育施設」からの求人募集もあります。

 

 詳細については別項目で紹介しますが、自治体保健師とそれ以外の保健師で求人の傾向が大きく異なっているため、この項目では「自治体保健師」と「その他の保健師」とに分けて説明していきます。

 

自治体による保健師求人事情

 自治体の正職員ということは公務員のため、採用されるためには面接試験のほか、公務員試験や専門試験・論文試験や適性検査を採用試験に課しているところがほとんどです。

 

 年に1度、試験実施日の1~2ヶ月前頃に募集要項が出ます。募集要項のほか、公報やホームページなどにも試験の情報が掲載されます。募集時の年齢制限が20代までの自治体がほとんどのため注意が必要です(一部30代まで、あるいは年齢制限なしという自治体もあります)。

 

 都道府県保健師であれば6月末の試験が大半です。概ね、毎年1名から5名程度の募集があります。受験倍率は2倍程度のこともあれば10倍以上の高倍率になることもあり、年によってばらつきがあります。採用は翌年4月になります。

 

 市町村保健師であれば都道府県と同じ6月実施のケースと、9月から10月にかけての試験となる場合が多いです。採用は翌年4月となることがほとんどですが、一部(試験を受けた同年の)10月に採用となることもあります。しかし、その場合は募集要項に明記されていたり、面接時に相談できます。

 

 また、人口規模の少ない市町村の場合は、数年に1度しか募集がない場合も多くなっています。そういった自治体の保健師は離職率が低いこともあり、退職者が出なければ募集がないというのが現状です。

 

その他の職場の保健師求人事情(企業、医療機関、教育機関、保育施設など)

 ここでは、上述した自治体保健師の求人と異なる点について説明します。大まかに言うと、「求人頻度と人数」「試験内容」「年齢制限」「経験の有無」が異なります。

 

 まず、求人が出される頻度は、自治体保健師のように毎年規則的に同じ施設から求人が出ることはありませんし、一度の求人数は1人のことがほとんどです。しかし、特定の施設に固執しなければ、求人自体はあります。

 

 そのため、ハローワークやナースセンターなど公的な職業紹介所のほか、民間転職サイトなども活用しながら、求人がないか根気強くチェックする必要があります。転職を考える際は、現在の仕事を続けながら転職活動をする方が賢明です。

 

 また、試験内容についても自治体保健師とは異なり、採用試験は面接試験のみという施設が一般的です。一部、専門試験や作文試験を課すところもあるため、募集要項を確認しましょう。

 

 さらに、年齢制限も無い職場が多く、あったとしても30・40代までなど自治体保健師よりは制限が緩やかな傾向にあります。

 

 最後に、募集要項に「1年(または3年)以上の○○の経験者」「経験者優遇」というように経験者を優遇する点が自治体保健師とは異なるところです。その背景には、自治体保健師よりもその施設で働く保健師(医療職)が限られているため、即戦力を求めているというのが一因です。

 

 中には施設に医療職が一人のため、応急処置や救急要請の要否の判断を求められるため、必ず応募時確認しましょう。

 

  • 保健師の求人事情は、「自治体」と「それ以外の職場」で大きく異なる傾向がある。
  • 自治体は20代までと年齢制限があることが多く、採用されるには前提として公務員試験等に合格する必要がある。また、基本的には毎年数名ずつ募集が出されている。
  • それ以外の職場では年齢制限は緩やかかなものの、即戦力を求めるために経験・実績が優遇される。募集は欠員が出たときなどに不定期のケースが多い。

本記事は2017/07/11の情報で、内容は保健師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

保健師転職サイト!人気ランキング!

全て無料!情報収集にも転職相談にもまずは以下の大手エージェントを味方につける!

  1. 転職業界大手で国民的な企業の「マイナビ」!ナース人材バンクと併用する人も多い!2サイト利用で多くの求人をカバーできる!

  2. 知名度抜群の「ナース人材バンク」は上場企業が運営!保健師転職の実績が多いことや非公開求人が多いことなどが人気のサイト!

  3. 全国に13の支店を展開!求人件数の多さは業界トップ級!全国対応で転職をサポート!

保健師に関連する基礎知識

保健師TOP

  1. 保健師の求人事情について

保健師の転職の基礎

  1. 保健師の採用先の分類/職場別の仕事内容
  2. 保健師の面接時に押さえておく3つのポイント
  3. 保健師の転職時の志望動機・自己PR方法
  4. 保健師の年収相場・退職金相場
  5. 保健師の転職に適した年齢・採用時期
  6. 看護師から保健師への転職事情

採用先別の保健師の求人

  1. 自治体(都道府県・市町村)の求人事情
  2. 企業(産業保健師)の求人事情
  3. 医療機関の求人事情
  4. 教育機関(大学・専門学校など)の求人事情
  5. 保育施設(保育園など)の求人事情

条件別の保健師の求人

  1. 正社員の保健師求人
  2. 非正規雇用の保健師求人
  3. 高年収の保健師求人
  4. 土日休みの保健師求人
  5. 残業なし・激務でない保健師求人
  6. 未経験可の保健師求人
  7. 英語力を活かせる保健師求人
  8. ブランク明け・復職向きの保健師求人

年齢別の保健師の転職例

  1. 20代の保健師の転職例・体験談
  2. 30代の保健師の転職例・体験談
  3. 40代の保健師の転職例・体験談
  4. 50代の保健師の転職例・体験談

保健師に関するコラム

  1. 保健師の魅力とやりがい
  2. 保健師が抱えるよくある悩み
  3. 保健師の他職種との関わり方・連携
  4. 保健師に求められるスキル・能力・知識/学歴
  5. 保健師になるには・保健師の国家試験
  6. 保健師の勉強法について
  7. 保健師の1日の仕事の流れ
  8. 保健師のスキルアップ・役立つ他資格
  9. 保健師の定年について
  10. 保健師の将来性・今後
  11. 男性保健師の勤務事情
  12. 保健師のストレス・苦労・悩みについて
  13. 保健師の育児相談・栄養指導・訪問業務について
  14. 保健師の転勤・異動について
  15. 保健師の適性(向き・不向き)
  16. 保健師の「理想」と「現実」
ページ上部へ移動する