動物飼育員として働くメリット・デメリット

職業:動物飼育員

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 動物飼育員への転職を目指す人は、動物を扱う仕事に就くこと自体に目標や憧れを感じる傾向があります。そのため、実際に動物飼育員として働くことのメリットやデメリットについてあまり考えず転職活動をしてしまう場合が多く見受けられます。

 

 しかし、他の仕事と同様、この仕事にもメリットとデメリットはあります。ここでは参考となる事例を挙げて解説していきます。

 

動物飼育員として働くメリット

 大きなメリットとして、何より「毎日動物と関わることができる」ということが挙げられます。その中でも普段の生活では関わることのできない、「野生動物」を飼育管理できるという点では、動物に関心のある人にとってその知的探究心を満たすという意味でメリットとい言えるでしょう。

 

 自然のすばらしさ、命の大切さを体感しながら毎日を生活できるという点でも、普通の生活ではなかなか得ることができない充実感があります。生命に対する向き合い方を、根本から考えさせられる出来事が絶えず起こる動物園という職場での経験は、人生において多くのメリットがあるでしょう。

 

 また別の角度から捉えてみましょう。公立の動物飼育員の場合、その雇用形態は地方公務員となります。収入面、福利厚生面の安定と充実という点で、公立動物園に勤めるメリットは多くあります。ですので、民間の動物園で働いていた人が公立の動物園への転職を希望することは多く見受けられます。

 

 また、もし動物園以外の動物関係の仕事へ転職を希望する際、動物園で飼育管理をしていたという職務経歴は非常にプラスとなります。この動物関連の業界では、動物園で働いた経験のある人はまず高い競争倍率をクリアして就職したという面を評価されます。また、実務面でも即戦力となると考えられることが多いため、採用される確率が非常に高いです。このように、動物飼育員として働くことは、いざというときの転職活動に有利なことも、メリットの1つです。

 

動物飼育員として働くデメリット

 やむなく動物飼育員を辞めなければならなくなった場合、同じ動物関連の業界ではその職務経歴は非常にメリットが多いのですが、他の職種へ転職を希望となるとまた違ってきます。つまり希望先の業界によっては評価されない、またはデメリットとなる場合があるのです。

 

 これは一例ですが、「動物関係の仕事をしていた人は、人づきあいが苦手、またはうまくない」という先入観を持たれることがあります。そのため、営業など接客関連の職種への転職を目指した場合、希望する会社の採用担当に動物飼育員としての職務経歴を軽視されたり、場合によってはマイナスとして受け取られるというデメリットが起こることがあります。

 

 健康面から捉えてみます。動物飼育員という仕事は、非常に体力を使います。そのため健康であっても、長年重いものを運んだり水を扱う仕事を続けることで、腰痛や皮膚炎を持病として持つようになる人が多いです。また動物飼育員の仕事は野外作業がほとんどのため、特に女性の場合慢性的な冷え症で身体に支障をきたす人もいます。担当動物によっては水にふれる機会が多く、そこから慢性的な冷え症を患う人もいます。健康面においてこのようなデメリットがあるのも事実です。

 

  • ここであげたメリットとデメリットはほんの一例です。非常に競争倍率が高い中で動物飼育員への転職を目指して日々努力している人がたくさんいますが、ただ、動物園飼育員に「なること」を目標にするのではなく、なってからやりたいこと(目標)を考えておくと同時に、この仕事を続けるメリットやデメリットについても本心で考えておくことが望ましいでしょう。

 

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本記事は2017/06/23の情報で、内容は動物飼育員としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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