化粧品メーカーの商品企画の求人
- 商品企画の業務内容とは
化粧品の商品の寿命は短くなってきています。ネットやテレビ通販の拡大により消費者は自宅にいる状態でも新しい商品の情報が飛び込んできます。消費者のニーズはさらに貪欲になり、ただでさえ浮気されやすい化粧品に関して、メーカーは常に新しいものを投入していかねばならない現状があります。NB品(ナショナルブランド)に関してはロングセラーの商品もありますが、それほど種類は多くなく、また、リニューアルを行っている場合も多いので10年以上そのままの処方で販売されているものは皆無と言っていいのではないでしょうか。
そのような競争のなか商品企画の担当者は市場のリサーチを行い、消費者のニーズをいち早くつかみ商品化していく必要があります。どんな成分が求められているか、店頭で目立つパッケージやボトルなど、常に新しい情報や感覚を必要とされるのです。
- どんな人が向いているの?
化粧品メーカーの商品企画はまず市場の動きに敏感であることが求められます。それは昨日今日すぐできるかと言うとなかなか難しいものがあります。常日頃から興味をもって市場を見ているようでなければ隠れた情報をキャッチすることもできないものです。
女性は化粧品を日常的に使用しますので比較的新しい商品情報をキャッチしやすいのですが、男性ともなると自らが使う頻度はかなり低いため、意識して見ていなければ気がつかない場合が多いでしょう。ある印刷メーカーの男性営業マンなどは、化粧品メーカーを担当することになって百貨店などの化粧品売り場に行くことが多くなったそうです(顧客のニーズを考えるうちに自然と売り場に足が向くようになったとか)。このように商品を企画するは常に市場のトレンドに目を向ける習慣を身につけていることが大事になってきます。また化粧品はバルク、容器、パッケージとそれぞれ性質の異なるものを組み合わせて成り立っていますからそれぞれの知識も少なからず持っていることが必要でしょう。
市場のトレンドやニーズは常に新しく更新されていきます。それに伴って時代に応じた新しい思考は求められていきます。インターネットの普及によって商品を手にすることなく購入を決めることも多い時代ですから、商品を企画する際もプロモーションの仕方によって外観、テクスチャー、キャッチフレーズなども変化していきます。時代にあった販売戦略を踏まえ商品を考えていくことが商品企画には必要です。