出始めたWebの編集求人
様々な企業、機関さらには個人が、Web上のホームページ(HP)やWebマガジンなどを新しいメディアとして利用し、情報発信を行っています。
これらのHPやWebマガジンがより多くの人たちに読まれ、評価を高めるためにはコンテンツの内容が重要であり、より良いコンテンツとするために制作・編集が重要な役割を果たします。このため、Web制作においても高い編集能力を持つ編集者や記者、ライターが求められています。
ただし、コンテンツ自体はWebの管理・運営を行う企業や運営会社の業務範囲であり、Web制作会社がそこまで担当するケースはそう多くはありません。このため、単なる制作会社では、編集業務の求人はほとんどないのが現状です。
しかし、Web制作会社の中には、川上のWebの企画立案から川下となる運営・コンテンツ制作までを請け負うことのできる企業もあります。このような業態では、編集の求人募集が行われることもあります。
- 企画からコンテンツ制作まで全てを行うWEB制作会社なら、編集の求人もある。
即戦力となる経験者への需要
数はそう多くはありませんが、Web制作会社でも、HPの編集者や記者などの求人が行われています。Webメディア自体がまだ若いメディアであることから、求人においては紙メディアを含む編集業務経験があり即戦力となる人材の需要が高くなります。制作会社としては、Web自体の制作を業務の中心としているため、コンテンツの制作・編集は社内外を問わず即戦力に任せたいという考えがあるためです。
編集するメディアはWebになりますが、顧客の要求に合わせて企画を立て、執筆者、記者、ライターなどに記事や原稿を依頼するなどのコンテンツの収集から整理を行うという点では、紙メディアにおける編集業務と大きな差はありません。また、自ら取材、原稿制作を行うこともあります。
- 基本的な仕事内容は紙媒体もWebコンテンツもさほど変わらない。
Webへの深い知識が必須
Web編集においては、単にコンテンツの内容を編集するだけでなく、どう見せるかというWebデザイン、Webイメージのレベルまで携わることが求められる場合もあるため、Webの知識もあった方が有利です。
給与面、残業、勤務時間などに関しては、編集プロダクションなどと同水準です。現状では、高条件の求人はレアケースと考えておいた方がよいでしょう。
- WEBの知識は持っておくべき。高収入は期待しにくい。
本記事は2015/04/02の情報で、内容は編集としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。