正社員のボーナスは企業次第
登録販売者の正社員として働く場合は、基本的に年2回のボーナス支給があります。アルバイトや契約社員は企業によりけりという形ですが、一般的には無いことが多いです。
この正社員ボーナスは企業によって大きな違いがあります。年に4回に分けて支給する場合なども存在しています。金額的なものは各企業の規定によりますが、年2〜3ヶ月分がだいたいの目安・相場です。役職や店舗の売り上げ成績、その他諸々の基準で、金額にも大きな差が出てきます。
また大手企業を除く中小の企業や店舗、もしくは個人経営の場合、ボーナスについて明記されていない場合もあるので、面接時に確認するのがベターです。
登録販売者に与えられる諸手当
また正社員のボーナス以外にも登録販売者には様々な諸手当が与えられます。まず代表的なものとして「登録販売者資格手当」というものがあります。正社員の場合は給料にプラス、アルバイトの場合は時給にもともとこの手当が含まれる形などで、登録販売者のみが貰える手当となっています。
またその他の手当としては店長やSVなどといった役職に与えられる「役職手当」、一定区間内の住宅賃貸に与えられる「住宅手当」、扶養家族がいる場合に与えられる「家族手当」などがあります。企業によって手当の有無は変わってきますが、登録販売者の資格を持っていることで、給料に大きく影響することは間違いありません。
頑張りが直に給料へ影響する
登録販売者として給料を上げる為には「役職」を得ることが重要になります。この役職を得た状態で、店舗の売り上げを伸ばしたり、一定の商品販売を促進したりすることでプラスαの手当を貰える(賞金的な役割で)こともあり、徐々にではありますが結果を出していくことで毎月の月収も増加していきます。
登録販売者の職場になるドラッグストアや量販店は小売業に当たるため、「売上」が重要な判断材料となります。登録販売者として頑張るだけではなく、店舗を任される身としての頑張りが給料に大きく影響するため、役職につき店舗の売り上げに貢献することが昇給への一番の近道となっています。
必要なことは面接時に必ず確認を
基本的に大手企業が名を連ねる登録販売者業界ですが、実際ブラック企業も多く存在しています。月々の収入だけではなく今後の人生に関わる大きな選択である「転職」を成功させるためには、気になることを事前にリサーチしておき、面接時に直接人事担当の方に直接聞くという手段をとりましょう。
残業や手当てなどの質問に対しハッキリとした回答が得られない場合は、何か就業後に問題が発生するケースが考えられるので、面接の段階で転職先候補から外すのが賢明です。しっかりしている企業ほど細かい質問等にもちゃんと答えてくれるので、会社を見極める力も転職には必要になります。
本記事は2017/05/23の情報で、内容は登録販売者としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。