求人数は比較的多数。地方エリアでも手堅い仕事
ドラッグストアや薬局についで求人数の多さを誇るのが、大手系列のスーパーマーケットや大型量販店です。これらの求人はスーパーマーケット内の一部のコーナーをドラッグストア化しており、店舗の規模によって医薬品コーナーの大きさも前後するイメージです。
特に地方にある大型ショッピングセンターなどでは、この医薬品コーナーも大きく、ドラッグストア・薬局と比べても変わりないほどの商品数があります。よって採用される登録販売者数は多く、その他パートタイムの仕事と比べても一回り高い賃金が設定されているため、特に地方エリアでは手堅い人気の職業となっています。
ドラッグストアや薬局との違いとは?
ドラッグストア・薬局の登録販売者と、大型スーパーや量販店の登録販売者を比較した場合に、やはりいくつか差はあります。
まずは業務内容を比較した場合に、実は、スーパーマーケットや大型量販店の業務は、基本的にドラッグストア・薬局と大きな差はありません。ただ、ドラッグストア・薬局と比べると、スーパーや量販店はレジ回数自体は少ない傾向にあり、接客やその他業務に時間を費やせるというメリットがあります。
次に業務の位置づけについてですが、ドラッグストア・薬局では医薬品販売があくまでメインのビジネスですが、スーパーや量販店では医薬品はあくまでプラスαのような位置づけです。よって勤務している登録販売者数にも差があり、店内で取り扱う商品にも違いが出てきます。そういう意味で、スーパーや量販店では一人でも臨機応変に医薬品販売・相談に適応できる経験豊富な人物が求められがちです。スーパーや量販店の方が登録販売者人数が少ない傾向があり責任も大きいですが、同時にやりがいにも繋がりやすいのも事実です。
ドラッグストア・薬局も大型スーパーも給料面ではほとんど変わらないイメージです。全国の地域によって前後するのも、時間帯による手当ても含まれているところも割と似ています。正社員募集を行っている大手企業も共に多いです。ただ、スーパーマーケット・大型量販店の方が「より大手」の企業であることが多く、福利厚生等の社会保障が「より」しっかりしている傾向にあると言えます。
本記事は2017/05/22の情報で、内容は登録販売者としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。