就業者の年齢幅は広い
登録販売者資格を取得するにあたって年齢制限がないという背景もあり、登録販売者として就業する方の年齢層も大変幅広いです。実際大学生のアルバイトから50代の方が同じ職場で登録販売者として働くこともあり、資格さえあれば、年齢が理由となって就業の妨げになることは少ないです。
さらには今まで全く違う業種で働いていたという方も多く、登録販売者の資格取得を機に新業種にチャレンジする方も多いです。年齢を理由に資格取得を諦める方が多いような業種と違って、登録販売者資格は年齢にそこまで影響されず、いつからでも目指せます。
上述のように、登録販売者の就業先となる店舗は幅広い年齢層の方が働いているという特徴があります。これは登録販売者に限ったことだけではなく、その他従業員、薬剤師も含めたもので、10代後半から60代までの方と共に勤務する可能性があります。
年齢よりも重視されるものは?
年齢が関係ないとは言え、もちろん可能であればなるべく早く登録販売者として就業されるのがベターです。しかし登録販売者として重要視されるのはやはり年齢ではありません。何か重要視されるのかというと「資格を取得して就業した後の働き方」という言葉に尽きます。
登録販売者は一人前になるために、資格取得前後の直近2年の実務経験が必要とされています。この2年間の実務経験を終えると、晴れて一人で医薬品の販売が行えるようになるのですが、企業側としてはこれらを視野に入れ長い期間で働ける人を求めています。そういう意味で、過去の経歴よりもこれからの働き方が重要視れる業界であり、転職にあたり年齢や経歴より今後どのように働きたいかということを明確にしておく必要があります。
例えば、過去に仕事のブランクがあっても実はさほど問題にはなりません。登録販売者としての評価は過去のキャリアよりも、むしろ就業した後に実務経験をしっかりと積んでいけるかが大切です。今までのキャリアに自信がないと悩んでいる方がもしいれば、是非前向きにキャリアメイクしていきましょう。
本記事は2017/05/19の情報で、内容は登録販売者としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。