未経験者が転職しやすい職種
企業受付は業種、職種未経験者が転職しやすい仕事です。サービス業の経験者はもちろん採用条件に当てはまりやすいですが、事務や営業の経験者の志望も多いです。専門技術を問われる職務内容ではないため、基本的な社会マナーがあり、コミュニケーション能力の高い人であればチャレンジしやすいです。
一方同業からの転職者も多く、他企業での受付事務経験、ショールームでのアテンダント経験、広くは客室乗務員やグランドホステス、ホテルサービスなどの経験者は採用されやすいです。そのような業種の経験者は、履歴書で前職での仕事内容をきちんと記せば充分採用理由になりますので有利です。
- 社会人経験とコミュニケーション能力があれば、未経験でも応募しやすい。もちろん経験者は有利。
異業種・職種からの転職の場合の志望動機
異業種、職種からの転職の志望動機は、プライベートな活動や前職のどんな仕事が受付に繋がっているかを考えて書きましょう。企業受付は日々何十~何百、大企業の場合何千人というお客様の対応をする仕事です。ビジネスシーンにおける時間厳守の重要なアポイントメントの場で、臨機応変な対応を求められることを想定し、常に笑顔で的確に対応し企業のイメージをアップさせたいというマインドが必要です。
営業職経験者であれば、お客様との接点が受付の場でも活躍しますので、そのコミュニケーション能力を志望の企業でどのように生かしたいのかを書きましょう。店長やリーダーとして活躍した経験があれば、受付をまとめる人材として有望だと評価されます。
事務経験者は、社内に留まらない様々な企業のお客様との対外的な接触を、受付という仕事でどう生かしたいのか、自分がイメージするスキルアップにどのように繋がるかを伝えると良いです。
- 前職の経験と受付業務の接点を、志望動機に取り入れよう。
過去の経験と、新しいものを受け入れる柔軟性
企業受付にはそれぞれの職場で異なる規定や共通用語があります。サービス業の経験者は基本のマナー、言葉遣い、基本姿勢は習得していますが、固定概念が強い人は注意が必要です。例えば同業種の経験者でも、「以前の企業での挨拶はこうだった」、「以前の企業ではこのような受け答えが普通だった」など、過去の職場の規定にとらわれていると、いつまでも新しい職場に馴染むことが出来ません。
受付という世界では、それぞれの共通用語や伝統的なしきたりを重んじる傾向があります。現在は少なくなりましたが、未だに上下関係が厳しい職場もあります。志望動機で以前の経験をそのまま生かせると考えていると、ギャップに耐えられない可能性もありますので、柔軟に新しいものを取り入れて視野を広げるという心持ちが必要です。
前職の慣習にとらわれず、新しい会社のしきたりを受け入れることが大事。
本記事は2015/03/20の情報で、内容は企業受付としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。