視能訓練士の適性(向き・不向き)

職業:視能訓練士

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幅広い年齢層の患者さんに対応する能力

 生まれたばかりの赤ちゃんから、90歳を超えた患者さんまで、本当に幅広い年齢層の患者さんがいるのが眼科の特徴です。

 

 視能訓練士として眼科に勤務すると、幅広い年齢層の患者さんの検査をすることになります。子供は言うことを聞いてくれず、集中力が続かないことがあります。また、高齢者は行動がゆっくりで理解力も低下し、検査の方法を理解してもらうのが難しいこともあります。

 

 視能訓練士として必要なことは、これらの幅広い患者さんの特徴を理解し、その方その方に合った話し方や説明を行うことです。自分の思い通りにならないことに対して、毎回イライラしているようでは、視能訓練士として適性があるとはいえません。

 

 もちろん人間なので、思い通りにいかないことに腹が立つこともあるでしょう。それでも、患者さんの前では笑顔を絶やさずに、丁寧に検査や説明を行うことが視能訓練士には必要です。

 

文系科目より理系科目が得意

 視能訓練士になると、光学的な計算が多くあります。そのため、文系科目よりも理系科目が得意な人の方が適性があるといえます。

 

 視力検査を例にとっても、矯正レンズの光学的な特徴を理解し、素早く適した度数を選ぶことが必要になってきます。その他、眼鏡合わせをする時の焦点距離についてや、コンタクトレンズの度数換算など、数字や計算に関わることが非常に多いです。

 

 数字や計算が苦手な人には、理解するのにかなりの努力が必要となるため、やや不向きでしょう。

 

患者さんの気持ちを理解する冷静さ

 視能訓練士としてある程度経験を積んでくると、患者さんが間違ったことを言ったときに否定したくなることもあります。しかし、患者さんは間違ったことを言ってしまうのは、専門知識があるわけではないので当然のことです。

 

 たとえ患者さんが間違ったことを言ったとしても、強く否定するのではなく、どうやったらわかりやすく患者さんに理解してもらえるかを考えてみてください。そして、患者さんの気持ちに配慮しつつ、誤った部分をわかりやすく説明してあげましょう。そうすることで患者さんを嫌な気持ちにさせず、誤った考えを訂正してあげることができます。

 

 このように、冷静に患者さんに向き合い、患者さんの気持ちを理解してあげられることも視能訓練士の適性の1つと言えるでしょう。

 

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本記事は2017/04/19の情報で、内容は視能訓練士としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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