視能訓練士の転職時の志望動機と履歴書の例文

職業:視能訓練士

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 転職をするときに必ず聞かれる質問として「志望動機」があります。視能訓練士の方の転職活動で「履歴書の志望動機をどうまとめようか・・・」とお悩みの方ももいるでしょう。

 

 このページでは視能訓練士の転職時の志望動機の書き方のポイントをまずは解説し、そのあとに実際に視能訓練士の方が転職時に書いた履歴書の例文をご紹介します。これから志望動機や履歴書を作成する方は是非ご参考下さい。

 

 

視能訓練士の志望動機の書き方のポイント

その1.「転職先の魅力」を伝える

 志望動機の中で1つ伝えた方がよいのは、転職先の病院などの魅力についてです。例えば、転職先の病院が最新の機械を取り揃えている場合には、「より自分のスキルを磨くため」と答えてもよいでしょう。転職先の病院にベテランの視能訓練士がいて、その方のことをよく知っているのであれば、「〇〇さんの下で一緒に働いてみたいため」という志望動機でも問題ないでしょう。

 

 その他、学会でよく発表を行っている病院であれば、「学会で自分自身も発表を行いたいため」、転職先の医師の専門が緑内障であれば、「〇〇先生の下で緑内障についてもっと勉強したいため」なども好印象を与える志望動機として使えます。

 

 重要なのは、転職先の病院についてさまざまな方法でリサーチを行うことです。WEBを確認することはもちろん、業者からの情報や、視能訓練士仲間からの情報など、できるだけ多くの情報を仕入れるように努力しましょう。転職する前に見学に行くことが可能な病院であれば、見学もお勧めです。

 

その2.「前職の退職理由」は前向きに

 転職する理由の中には、前職での人間関係がうまくいかかった、または給料面で満足できなかったなどの理由もあるでしょう。このあたりの「前職の退職理由」も「志望動機」と関連付けて質問されます。

 

 しかし、人間関係がうまくいかなくなったことや給料面で満足できなかったことを志望動機と関連付けて話してしまうと、転職先でも同様の理由で辞めてしまうのではと思われてしまいます。そのため、前職を辞めた理由によっては、前向きな言葉に置き換えて伝えることが必要になることもあります。

 

 例えば人間関係が原因にある場合は「以前の病院では多くのことを学ばせてもらったが、よりスキルアップしたい」などと伝えると、前職の病院についても感謝している雰囲気が伝わるため、好印象を与えられるでしょう。前職については面接で必ず質問されるので、前向きに伝えることを事前に考えておきましょう。

 

参考給料面での不満から転職をしたい視能訓練士の方の相談

眼科診療所での給料が上がらないため、転職を考えています

眼科診療所で勤務している、男の視能訓練士です。今年で30歳になり、結婚を考えている女性もいるのですが、眼科診療所での昇給がほとんどなく将来が不安です。結婚して子供が生まれたりすると、それなりのお金...

<履歴書の例文>小規模の眼科診療所から大規模の眼科病院に転職を希望する31歳Aさん(女性)

 ここからは、実際の視能訓練士の方の履歴書の例文を見ていきます。

 

rirekisyo

 

 平成22年に大学を卒業し、平成22年4月に地元の〇〇眼科診療所に就職。眼科診療所で検査業務を中心に行っていましたが、自分のスキルアップや給与面を考え、大規模の△△眼科病院に転職を希望。

 

①免許・資格

平成20年3月 普通自動車免許 取得

平成22年5月 視能訓練士免許 取得

 

②特技・趣味・得意科目など

実際の文章

「中学から大学まで、バレー部に所属していました。学生時代は毎日バレーの練習で、楽しそうに遊んでいる友人を羨ましく感じたこともありましたが、試合で県大会まで出場できた時には本当に嬉しくて、バレー部のみんなと泣いて喜びました。現在では週に1回、地域のバレーサークルで活動しています。

趣味は読書です。本は幼い頃から両親の影響でよく読んでいました。最近では水野敬也先生の「夢をかなえるゾウ」を読んで、夢を諦めずに行動することの大切さを学ぶことができました。

得意科目は英語です。英語は中学生の時にはあまり得意な方ではなかったのですが、大学受験のために勉強をしていると次第に楽しくなりました。卒業しても英語の勉強は続けていて、昨年TOEICでは初めて800点を超える得点をとることができました。得意の英語を活かして、外国人の患者さんが来院したときには、積極的に応対するようにしています。」

 

  • 特技、趣味、得意科目などの項目は採用にはあまり影響がないと考えて簡単に済ませてしまいがちですが、自分をアピールする大切なポイントの1つです。特技ではバレー部に所属して頑張った経験を具体的に書いていて悪い印象にはならないでしょう。なにか特技がある場合には、できるだけ具体的に書いてアピールしましょう。趣味や得意科目に関しても同様で、特にそれが仕事にも活かせているのならなお良いです。今回の例では、英語が得意なことから外国人の患者さんの応対ができることをアピールしています。仕事に繋がらなくても、趣味や特技から得られた経験や教訓を書いてアピールしましょう。

 

③志望動機

実際の文章

「△△眼科病院では患者様第一を基本理念としており、多くの患者様から感謝される眼科病院であると存じあげております。また毎年3000例を超える患者様の手術を行っているのと同時に、昨年からロービジョンにも力を入れていることもお聞きしました。このような環境で働くことができれば、自分自身のスキルアップになると考え転職を希望しました。△△眼科病院では、手術を受けられる患者さんが多くいらっしゃるので、術前検査のスキルやロービジョンに対する知識をより高めていきたいと思っています。

前職の〇〇眼科では主に視力屈折検査、視野検査、白内障の術前検査を行っていました。私は子供が好きなため、子供の検査をすることが得意で、年齢の低い子でもその子に合わせた検査方法を考え行うことができます。泣いている子供には笑顔で怖がられないように話かけ、検影法だけでも行えるようなら行っています。〇〇眼科では6年間勤務させていただき、右も左もわからない私を一から育てて下さり、本当に感謝しています。△△眼科病院でも自分の経験を活かせるように精進したいと考えております。」

 

  • 転職したい理由は人によってさまざまですが、書いておいた方が良いのは転職先の病院の魅力についてです。今回の例では、基本理念から手術実績、ロービジョンに力をいれていることまでリサーチして書いています。インターネットで調べるのはもちろんのこと、周りの視能訓練士や業者の方からも情報を集めると良いでしょう。近い病院であれば、一度見学に行っていると何か発見できるかもしれません。
  • 過去の病院でどのような検査をしていて、なにが得意なのかをアピールするのも重要なポイントです。今回の例では、子供が好きで子供の検査が得意であることをうまくアピールしています。他にも「視野検査が得意でGPは正確に短時間で測定できる」「眼鏡合わせは数多く行ってきたので自信をもって行える」などあれば、書いてみて下さい。

 

④本人希望記入欄

実際の文章

「特にありません。」

 

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本記事は2018/03/16の情報で、内容は視能訓練士としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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