造園工の面接までの流れ
応募 → 書類選考(インターネットからの応募では履歴書のような物を一緒に送信することが多いです)→ 面接、の流れになります。求人票での募集では書類選考は行わないことが殆どで、応募の連絡をしたらすぐに面接です。
面接でよく聞かれること
- 志望動機
どうして造園の仕事がしてみたくなったのかを聞かれます。なんとなく、たまたま求人票で見て、など中途半端な気持ちで応募したことが分かってしまう発言は厳禁です。
- 造園経験
未経験の場合は、未経験で一から修業して一人前になりたいなど、前向きな返答をすると良いです。経験者は、今までやってきた仕事の内容を分かりやすく、なるべく簡潔に説明します。
<具体例/公共事業取扱い業者の場合>
「私は、5年間主に街路樹剪定業務に携わってきました。主に剪定した木はイチョウ、クスの木、シラカシなどで高木も15mくらいの木は素登りで剪定していました。また低木はエンジンバリカンを使用し剪定していました。1日に大体高木10本くらいの剪定をこなしていましたので、御社でこの経験を活かせたらと思います。」
このように、経験年数、どんなことをやってきたか、どのような道具(この場合はエンジンバリカン)を使用していたかなど、自分の実力をアピールします。アピールをしなければならないので多少大げさに言っても良いですが、極端なアピールは好ましくありません。
- 取得免許
免許で必ず聞かれるのが、車の免許です。普通自動車免許、もしくは中型免許が必要でAT不可の会社も多いです。理由は、運転する機会が多く、業務でトラックを使用するからです。自動車の免許を所持しておらず、免許について聞かれた場合は、入社後自動車学校に通い取得します、などと取得に前向きな返答をすると良いです。
小型移動式クレーン、玉掛、車両建設機械運転者などの機械に関する免許は、持っていなくても大丈夫です。入社後必要に応じて会社で取らせてもらえることもあるので、上記のような機械の免許の有無を聞かれた場合は、正直に無いと答えても問題ありません。
- 専門的な資格について
造園技能士、造園施工管理技士などの免許取得について聞かれることは、あまりありません。このような資格を持っている人は面接の際のアピールに繋がりますので、所持していることを伝ると良いです。
- 志望動機、造園経験、自動車免許についてよく聞かれる。造園関連の専門的な資格の有無はあまり聞かれないが、保有していれば積極的にアピールを。
面接でやってはいけないこと
面接でやってはいけないことは、約束の時間に遅れる、または面接に行かないことです。造園会社の多くは、経営者も実際の現場に出て働いています。事務、営業、経理などの経営的な業務ばかりをしているのではありません。経営者の人も面接のために貴重な時間を空けてくれています。そのことを頭に入れておかなくてはいけません。
本記事は2015/08/20の情報で、内容は造園工としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。