20代の救急救命士の転職例

職業:救急救命士

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地方消防本部に勤務する救急救命士から地元の消防本部へ(25歳 神奈川県在住)

 

男性(20代)

 私は新卒で神奈川県下南部のとある自治体の消防本部へ就職しました。元々は昔からの友人や家族が住んでいる慣れ親しんだ地域を守りたいという地元志向が強く、地元で就業したいと思っていましたが、採用試験に不合格となってしまいました。そのため、併願し合格できた自治体に一旦就職を決めました。また、就業規則により採用自治体内に居住する必要があったため移住する事になりました。

 

 就業後は希望の救急隊では無く消防隊員として勤務でしたが、徐々に業務に慣れそれなりに充実した日々でした。しかし、母親が倒れ、介護の必要がでてきたため実家に戻る決意をしました。まず直属の上司に相談し、受験したい事を相談し了承を得ました。勤務は続けながら休日は独学で10時間以上も勉強して、地元の採用試験を突破する事ができました。

 

 現在は、母の介護を続けながら地元の自治体で希望する救急隊員として勤務しています。前職とやり方が違う所もありますが大幅な変化は無いため、前職の経験を活かしながら業務に取り組んでいます。業務は大変ですが、自分の生まれ育った街を守っているという強いやりがいを感じながら、充実した毎日を送っています。

 

総合病院の救急外来から地方消防本部へ(23歳 東京都在住)

 

男性(20代)

 私は新卒で地元総合病院へ就職しました。元々は消防機関を希望していましたが採用試験に落ちてしまい他の選択肢として医療機関へ就職を決めました。

 

 最初は学校で学んだ事だけでなく、患者への言葉遣いなどの接遇マナーや医療機器の取り扱いなど医療機関ならではの事に多く戸惑いました。しかし、徐々に業務に慣れやりがいを感じ始めた頃に当直体制や夜勤手当等に不満を感じるようになりました。人員の少なさや救急車受け入れの忙しさから勤務日は昼食を摂る休憩時間も貰えない事が多く、休日は体を休める事で精一杯になり自分の時間が無くなっていきました。

そこで、当初の希望であった消防職への採用試験を受験し直す決意を固め、再度試験勉強をやり直しました。1日に5時間以上の勉強は大変でしたが無事合格を勝ち取る事ができました。

 

 現在は地元自治体の消防本部で救急隊員として勤務しています。初めての業務が多く大変ですが、患者管理や病態の推測など前職での経験も十分活かす事ができるので上司からの信頼を得ています。また、超過勤務も少なく休憩時間もしっかり確保できるため安心して仕事に集中する事ができています。念願の職業に就き、職場環境も改善できたのでこれからも頑張っていきたいと思います。

 

地方消防本部から訪問診療クリニックへ(27歳 千葉県在住)

 

女性(20代)

 私は専門学校を卒業し新卒で地元消防本部へ就職しました。元々消防職に憧れがあり入職後は大変ですが充実した日々を送っていました。しかし最初は職場の上司や同僚も優しかったのですが、慣れてきたら周囲のモラハラが酷くなってきました。例えば、訓練中に患者の容態変化を見逃したりすると、訓練でもできない事が実戦でできるわけがない等の言葉を日々浴びせられるようになり、精神的に病む寸前まで追い詰められて退職しました。

 

 再就職は体育会系の消防機関では無く、個人で開業している医師が行っている訪問診療部門を選びました。再就職先の主な業務は先生と在宅で治療している患者の家へ行き処置の介助や記録を行う事です。勤務先の先生は、知識や経験が豊かであるとともに、患者だけでなく私たちスタッフまで気遣ってくれるとても尊敬できる人です。とても恵まれた職場に就職することができて満足しています。業務内容は全く前職とは違いますが、はやく業務を覚えて先生の力になれるように頑張っていきたいと思います。

 

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本記事は2017/04/07の情報で、内容は救急救命士としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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