在宅ワーク可能な企業が増えてきている
「ワークライフバランス」や「大規模災害があっても業務を進められるようにする」という観点から、在宅ワークを導入する企業が増えています。「離れた場所」で仕事をするという意味で在宅ワークを「テレワーク(Telework)」と呼ぶこともあります。
プログラマーはプログラムのソースコードを記述する仕事ですので、それをしっかり行っている限りは柔軟な働き方が可能です。ソースコードはGitHubをはじめとしたコード共有サービスを利用すれば、いつ・誰が・どのようなコードを記述して提出したかが記録されるので、プログラミングの作業はテレワークでも問題ありません。
しかし、決まった時間はパソコンに向かって真面目に仕事をしているかは、何か対策を取らない限りはプログラマー本人の申告を信用するしかなくなります。
テレワークのためのソフトウェアもある
上司や管理者としては、オフィスで一緒に働く分にはプログラマーの一人一人を目で見られるため、しっかり仕事しているかを確認することができます。しかし、在宅ワークだと作業をしている様子が不明です。
そこで、各従業員がテレワークで作業しているかをチェックするためのソフトウェアがあります。そのソフトウェアを自宅のパソコンにインストールすることで、ソフトウェアが自動で会社に作業状況の情報を送信してくれます。
テレワークのソフトウェアには主に、勤務時間や在席・退席の状況がわかる仮想的なタイムカードの機能、マイクやWebカメラと連動したチャット会議機能、パソコンの画面表示を画像にして定期的に送信する機能などを搭載しています。有料のソフトウェアになりますが、このようなものを導入することで在宅ワークを推進する企業が増えています。
自宅では仕事に身が入らない人は工夫が必要
全てのプログラマーが自宅でも集中して仕事ができるわけではありません。自宅だと仕事に身が入らなくなる人もいるでしょう。ついのんびりとしてしまったり、ネットサーフィンをしたりて作業が思うように進まなくなるものです。
先に紹介したテレワーク用のソフトウェアに搭載された監視機能は、その対策になります。他にも、自宅ではなく喫茶店や自習用のスペースへ出かけて作業をする、いわゆるノマドワークを自分から進んで行うのも一つの手でしょう。
そういった対策でも無理な場合は、必要時以外は在宅ワークをしないようにして普段はオフィスで作業をするのが一番です。仕事に支障がでないよう、自分の性格に合わせて在宅ワークを取り入れていく事が大切です。
本記事は2017/04/04の情報で、内容はプログラマーとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。