プログラミングスキル向上のため日々勉強を心がける
プログラマーは技術職です。ある程度のことを覚えたらプログラムをつくれるようにはなりますが、それ以上のことは覚えなくても仕事ができる職種ではありません。常に自分のプログラミングスキルを向上するべく、勉強を続けることが必要です。
プログラミング言語は日々進化しています。新しいことが可能になる、もしくは既存の命令が非推奨となり新しい命令でソースコードを記述する必要が出ることは頻繁に起こります。プログラミング関係の書籍を読んだり同僚や知人から情報を聴いたりして、頭の中の知識を更新し続けることが大切です。
プログラミングの文法知識だけではなく「ソースコードの書き方」などにも目を向けることも必要です。こういった知識は新しい本ばかりでなく、昔からある技術書にも書かれています。有用な古い技術書は、重版されて現在でも入手できることが多いですが、絶版されている場合もあります。絶版されていても、古本屋や図書館には置いてある可能性がありますので、探してみて下さい。
最新ニュースをチェックして新しいIT技術にアンテナを張るべし
上記で述べたプログラミング言語だけでなく、IT関係の技術は急速に進歩を遂げています。有用な新しい技術が出たと思ったら、いつの間にか色々なところで当たり前のように使われていて「自分はそれを全く知らなくて使えない」という事態になると、プログラマーとして良い評価をもらえません。
「@IT」や「ITpro」をはじめとするITニュースサイトは毎日チェックするように心がけましょう。はてなブックマークのようなサービスを利用して、IT関連のネット記事を探すのも良いです。そして、それらで得た新しい技術を個人の趣味レベルで使ってみるようにしましょう。一度触れておくだけで、実務で必要になった際にスムーズに仕事を行えます。
最悪の場合は自分自身の心のケアを優先する
プログラマーは知的労働とはいえ、プロジェクトの進み具合が遅れると長時間の残業を強いられることもあり、体力勝負になる時期もあります。このような状況は基本的には短期間のみですが、場合によっては一年中、ほぼ毎日のように残業が長時間になることもあります。
その原因は上司やプロジェクトマネージャーによる仕事管理が上手にできなかったためであり、プログラマー自身の能力の無さが原因になることは、ほとんど無いです。しかし、プログラマー自身が真面目な性格で、プロジェクトの進み具合の遅れを自分のせいだと思いがちな人は多く、このような人たちは「うつ病」を発生して休職となるケースも少なくありません。
先述の通りプログラマーは知的労働、つまり頭で考えることが必要な仕事であるため、あれこれ考えすぎてしまって「うつ病」になりやすいという側面もあります。基本的に自分の体と心を守れるのは自分自身です。
一つの会社に3年は在籍しないと、転職の際に「すぐ辞める人」と思われてしまうために不利だという意見がもありますが、職場がブラックなプロジェクトであれば転職は仕方ないですし、しっかりと事情を説明すれば理解してくれる企業は増えています。
もし、その職場が本当に辛かった場合には逃げても大丈夫です。できる限り休職することなくプログラマーを続けるために、ドクターストップが出る前に転職をすることは絶対に検討すべきです。
本記事は2017/04/04の情報で、内容はプログラマーとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。