プログラマーには残業が当たり前の風潮がある
様々なメディアで話題にのぼっていますが、基本的にプログラマーとして仕事する上では残業が無い(少ない)会社はほとんどありません。
会社の成長のために沢山の案件を同時に動かさないといけないこと、プログラマーは知的労働のため体力面で多少は無理がきくこと、などが原因です。また、自分が任されている仕事が早く終わっても、他の案件の手伝いをお願いされ、帰りが遅くなることもあります。
このように残業が多い職種ではありますが、どうしても長時間残業しなければならないのは四半期末やプロジェクト終盤など短期的です。プロジェクトとして忙しさの峠を超えれば落ち着く仕事がほとんどです。
成長期の企業だと長時間残業が常態化している可能性が高い
とはいえ、「ブラック企業」と呼ばれるIT企業も、残念ながらあります。実際はブラック企業とまでは言えなくても、「一年ずっと繁盛期かのごとく長時間の残業が常態化している企業」もしくは「配属された案件が長時間残業になっているというケース」もあります。
実際に残業がどうかについては、企業のホームページの採用情報で残業時間を記載しているケースはありますが、基本的には入社してみないと分からないところがほとんどです。
一般的に、会社が立ち上がってから数年程度である「成長期」の企業の場合、長時間残業が常態化している可能性はあります。成長期の会社は、これから益々拡大していかないといけない時期のため、社員に頑張ってもらわなければなりません。どうしても、という事情で無理を強いられる可能性は高いです。
会社の成長期に社員として携わり、実際に成長する様子を感じられるのは嬉しいことですが、長時間の残業をするのが嫌であれば、成長期の会社は応募先として避けた方が無難です。
- 社員や重役のSNS・ブログをチェックする
IT企業の数は、ごまんとあります。中には社員のマネージメントに深い拘りを持ち、同僚や部下を残業させないように努力している企業や管理職の人も沢山います。
そういった人の情報を得られる手段が、SNSやブログです。先進的なことを実践している人たちは往々にしてソーシャルメディアのアカウントを持っており、社内で実践している「残業を無くすためのプロジェクトマネージメントの方法」をインターネット上に書き込んでいます。
GoogleやYahoo!などの検索エンジンはもちろん、SNSや「はてなブックマーク」などのサービスで調べると、様々な人の書き込みがヒットします。そういった人たちが所属する会社であれば残業が少ない可能性が高いので、企業情報を調べて、応募先として検討してみるのも一つの手です。
本記事は2017/03/30の情報で、内容はプログラマーとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。