増加傾向にあるIT系のベンチャー企業
現在の日本は、以前に比べて起業しやすい環境になっています。そのため、プログラミングの技術力を高めた人や「こういうものをつくって人々の生活を便利にしたい!」という熱意をもって起業する人が増えています。こういった革新的なビジネスを行うために立ち上げた企業を「ベンチャー企業」ならびに「スタートアップ企業」と呼んでいます。
ITを活用した革新的なビジネスは、他業種に比べてアイデアが産まれやすい傾向があります。また、パソコン1台とインターネット環境があれば仕事を進められるので、元手もかかりません。そのため、IT系のベンチャーやスタートアップは非常に多くなっています。そういった企業へ転職してプログラマーとして働くのも、ひとつの選択肢になります。
仕事内容や福利厚生などもユニークな場合か多い
ベンチャーやスタートアップは、ビジネスそのものが革新的でユニークです。そういった環境では、今までになかったようなシステムの開発に携われる可能性が増えます。それだけでも、プログラマーとして仕事が楽しくなり、自身のキャリアに価値がつくでしょう。
また、革新的なシステムを構築するため、技術的な面でも最新かつ高度な技術を使っていたり、技術力が高い同僚も多かったりするので、自分自身のスキルも高められます。
その上、ベンチャーやスタートアップの場合、学歴や職歴はさほど気にされず、ポテンシャルや熱意で採用を判断してくれる会社が多いです。未経験でも働ける会社も多いので、今の技術力に自信がなくても臆せず応募してください。
更に、新しくできた企業という面を活かし、福利厚生や人事評価もユニークな制度を採用しているところが多いです。例えば、「技術系の本の購入費用を負担してくれる制度」「プログラミング合宿と銘打った社員旅行」「毎月サイコロを振って出た目に応じて月給をプラスする制度」などです。
このような情報は、企業のホームページの採用情報ページに記載されていますので、募集前にチェックしてみてください。
- 会社として軌道に乗るまでは給料アップは難しいという面も
立ち上げたばかりの会社の悪い面の一つとして、売上が厳しいということが挙げられます。そのため、これから成長していくという段階で転職した場合、最初は思うような月給を貰えないことが多いです。(福利厚生や人事評価をユニークなものにしているのは、そういった事情が一因としてあります。)
また急成長を遂げるために、一年を通して残業や休日出勤を求められるなど体力面でも大変になる可能性があります。ただし、会社として軌道に乗り、成長してくると、業績に合わせて収入はアップしていきます。最初の数年を我慢すれば、大変良い待遇・地位を得られるチャンスはあります。
ベンチャーやスタートアップに転職すると、技術力は一気に伸びますが、成長途中の企業の場合、金銭面や勤務時間の面で苦労するかもしれません。会社とともに成長したい人、革新的なプロジェクトに携わりたい人にオススメです。
本記事は2017/03/29の情報で、内容はプログラマーとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。