若手保育士が歓迎されやすい求人とは?
若手の保育士は現場で弾かれてしまうのではないか、と不安に思う人も多いですが、それは大間違いで、実は若手保育士は保育の中心に据えられるのです。
現在、求人誌などに募集する人の年齢を指定して書く事は禁止されていますが、実際には若手保育士を歓迎して募集している求人は沢山あります。ここではそのような若手保育士を歓迎する求人の特徴を説明していきます。自分の思い描く保育を実現する為にも、保育園側から重宝してもらえる為にも、下記の様な求人を狙うと良いです。
- 「正社員登用あり」を謳う求人
「正社員登用あり」と書かれた求人は、若手の保育士を募集している裏返しでもあります。保育士の正社員は、朝は園が開く前から、終業は園が閉まるまで、どの時間帯でも出られる保育士になる事が求められます。また、行事でも中心となって、司会やピアノなどの目立つ練習を要する役割を任されますし、小さな事だとクラスの保育士のまとめ役(リーダー保育士)を任されます。
正社員になるならば、保育業務全てに通じておかなければいけません。その為にも、フットワークが軽くて、体力のある若手保育士が重宝されます。経験が浅いからと遠慮する事なく、どんどん応募するべき求人です。
- 「夜勤あり」の求人
保育園の中には、夜間保育を行っていたり、24時間保育を行っている所も多いです。児童養護施設や障害児施設などでも、夜勤が必ずついてきます。夜勤は少なくとも月に3回程は回ってきますし、職員が減ったり何かトラブルがあれば更に増えます。体力を要する夜勤をこなせるのは、体力のある若手保育士です。
夜勤は業務さえ覚えて、慣れてしまえば辛くもありません。更に、夜勤手当も付くので、働いた分がしっかりと給料として返ってくるのも魅力です。夜勤を経験したことがないからと遠慮する必要もありません。ほとんどの園が「初心者も歓迎」としていますし、実際人手不足に困っている所は初心者の保育士でも問題なく採用してくれます。
- 「〇〇式導入」の保育園の求人
保育園の中には、どんどん先進的な保育を取り入れている所もあります。また、「〇〇式」と呼ばれる保育方法を導入している園も沢山あります。その先進的な保育は、勉強なくして展開できません。その勉強会はほとんどの場合、日々の保育が終わった後に行われます。
また、具体例を挙げると、「ヨコミネ式」などは体をどんどん動かすので、保育士の運動能力や体力も求められます。ですから、「〇〇式」と何かしらの保育方法を導入している園は、若くてよく動くことができ、家庭などを持っておらずフットワークの軽い保育士を求める傾向にあります。
- 行事が多い保育園の求人
保育園はそれぞれの園の特色を出す為に、様々な工夫を行っています。その一つが、この行事です。行事の数で目立とうとしている園もあるのです。その行事の準備や進行はもちろん保育士が担います。子どもがいる間は思ったように抜けられず、行事の準備は難しいので、準備をやるとなると子ども達が降園した後、人が少ない土曜日、子ども達が登園する前の早朝になります。
結婚をしていたり、子どもがいるとそういった時間にフットワーク軽く動く事はなかなか難しいので、若い保育士が重宝されます。保育は経験も大切ですが、現場に立つと自然と仕事が身に付いていくものです。ですから、若手で経験が浅いことを不安に思わずに、行事の多い園への求人にどんどん挑戦してみるのが良いです。
- オープニングスタッフの求人
一見オープニングスタッフはベテラン保育士や経験者が重宝されそうなイメージですが、それは違います。実はオープニングスタッフは、若手保育士もベテランと同じ位に求められています。新しい保育園は、いくら周到に用意していても、必ずトラブルは起こります。そのトラブルに対応する為に、緊急で会議を行ったり、改善に駆り出される事もあるのです。
そのような事情から、若手の保育士の方が仕事を遠慮なく任せられますし、残業などにも応じてくれる為に、園側としてはいてくれると助かる存在だと捉えています。オープニングスタッフだと、皆同じ条件からのスタートですし、人間関係も築きやすいので若手保育士にとってもメリットが多いです。新しい園舎は最新の器具が揃っているので、保育もやりやすいでしょう。
- 若手保育士ならではのフットワークの軽さ、体力、柔軟性や知識の吸収力を求める保育園は多数存在する。
本記事は2017/03/30の情報で、内容は保育士としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。