広報の転職面接と服装
広報だけではなく、転職を希望している人、これから転職を考える人にとって、面接での内容が採用にあたり大きなカギになることは間違いありません。
広報は、会社の代表であるといいますが、これは服装をはじめとする普段の身振り手振り含めて全ての雰囲気・態度に言えることです。夏場であっても、ジャケットを着なければいけなかったり、ネクタイを着用しなければいけなかったりするのが業務上常であり、厳しい面接官は、ネクタイの有無でも判定に影響がある場合があります。業界によっても異なりますが、ヒゲや茶髪は認めない企業も多いです。
広報の転職面接に事前に準備しておくもの
結論から言うと、ウェブサイトの情報や付け焼刃の情報でいかに取り繕っても、採用する企業の担当者にはかなうわけはありません。必要なのは、大局的にものごとをとらえる視点です。ディーテールにこだわるのは、採用されてからでもおそくなく、大切なのは、企業の採用担当や上司となる人に、必要だと思わせることです。企業情報だけにとらわれず、業界の動向や、面接を受ける企業の経営者がどう考えているのか?戦略的な視点で面接に臨むことが必要です。
戦略的な視点とは、その企業がおかれている状況や現在の財務状況、経営方針、会社の理念などに基づいて、自分が入社したらこのような方向に持って行きたいとか、このように変えていきたいなどといった、変革や革新的なアイデアをもとに、コミュニケーションを図ることです。特にシニアレベルの広報を求めている場合には、経営者や事業部長クラスへのアドバイス、業界動向やステークホルダーの情報収集などが非常に重要になります。そのような視点で、面接に臨むのが採用への近道です。
実務レベルでの面接でのテスト
実務レベルの広報担当者に対しては、実務に適しているかを具体的にテストされる場合が多いです。どのように記者会見やイベントを集客したかとか、プレスリリースはどのように配布していたとか、テレビ・新聞・誌の記者へのアプローチ方法はどうしていたか、など細かい点が聞かれます。ただ普段通りの広報ルーティン業務をしていれば問題ないレベルの内容なので、落ち着くことが一番の方法です。
業種や企業規模の大小は在りますが、広報の基本は同じです。自分の経験をもとに不明なことは不明とはっきりコメントし、あいまいな回答をしないことが鉄則です。自分のこれまでのキャリアが正しく伝わるように落ち着いて臨みましょう。
本記事は2017/03/21の情報で、内容は広報としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。