現場では外来語も多い
映像クリエイターの現場では、日本特有の業界用語などが存在して困惑することもありますが、英語にも中々に困ります。ソフトウェアや使用する機器は英語をベースに作られていることが多いからです。
日本のメーカー製の機器でも英語であることが多くあります。使っているうちに言葉の意味は分からなくてもどういうことをする機能かは分かってきますが、初対面の機器やソフトウェアにもなるとヘルプを読んだり同僚や先輩に聞かなければならなくなります。困ったことにものによってはヘルプも英語しかない場合も多く存在します。他にも、新しいバージョンのソフトなどは英語版から作られることが多いので、最新のものを導入しようとすると英語しかない場合も多くあります。
そこで、英語が少しでも出来れば言葉の意味からなんの機能を表しているかわかるようになります。そうすると初めての機能でもあたりをつけて作業ができるので重宝されます。ですので、ある程度英語ができる場合は自分がどれくらい出来るのか把握して少しでもアピールできるポイントとしましょう。
海外との仕事
制作プロダクションや広告代理店では海外企業と取引を多くしているところもあります。そういった企業では自然と英語に触れる機会も多くなってきますし、英語を扱える人が重宝されます。特に映像クリエイターなどは専門職になるので一般的に使用しない単語なども頻出します。
現場ではメール等、文章でのやり取りであればまだよいですが、打ち合わせ等の場合はその場で理解して答えられることが必要なケースもあります。そこまでのレベルは簡単に身に付くものではありませんが、実力主義の映像クリエイターとはいえ他業種からの転職の場合は強くアピールできるポイントとなります。また、キャリアアップしていく際にも単価の上がる企業に行けば行くほど英語に触れる機会が多くのなるので勉強して損はありません。
映像クリエイターには特に必要な資格などはありませんが、英語ができることをアピールするポイントとして、TOEICなどを取得しておくのも手でしょう。日常的な会話や基本ビジネスくらいなら読み書きができるという証拠にもなります。ただし、現場に入ると忙しくて勉強をしている時間も試験を受けにいく時間も取れない可能性があるので、資格は転職前に取得することをオススメします。
本記事は2017/03/15の情報で、内容は映像クリエイターとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。