求人は高卒以上が多数を占める
就職・転職活動をするにあたり、今や学歴は大学卒業以上が多数派となっている世の中ですが、保険外交員の転職においては大卒であるかどうかが重視されることは少ないです。新卒採用時であれば大卒以上との条件をつけている会社でも中途採用の場では高卒以上~となっていることが多く、高校卒業以上の学歴であれば「学歴でハネられる」といったことは少ないでしょう。
ただ、学歴とは別に「正しい敬語が使えるか」「一般常識を備えているか」といった点がしっかりと見られています。入社後の研修でもビジネスマナーや敬語の使い方についてのレクチャーがありますが、面接の時点でしっかりとした受け答えが出来ているかどうかは採用を決める決め手の一つになります。
また、採用試験では面接の他に一般常識テストを設けている場合があり、そこでは簡単な計算問題や漢字の読み書きといった問題を課されます。新卒のSPI試験ほどではありませんが、日頃の業務でも電卓などを使って保険の説明をしたりする場面は多々ありますので、ある程度数字に強いと入社後の業務に関してもスムーズに進めることが出来るでしょう。
学歴よりもスキルや意欲が重視される
保険外交員として仕事をしていくにあたり必要なものや求められるものはある程度固まっており、営業力、対人折衝力、社交性、コミュニケーション・対話スキルなどがこれに当たります。
営業職である以上、いくら高学歴の人物であっても職場の人間や顧客と満足に対話することが出来ないようであればこの仕事を続けていくことは出来ません。そのため、面接では学歴よりもこれらのスキルや素質を備えている人物であるかどうかを重視する傾向にあります。これまでどんな仕事をしてきたのかといったことや、そこで得たスキルやノウハウなどを面接の場で上手くアピール出来れば、それはどんな学歴よりも優れた武器となります。
また、未経験であっても会社の求める人物像と合致すれば採用されるケースは数多くあります。未経験からの転職者でも、日々の営業活動で経験を積んでキャリアアップしていける環境が整っていることが多いのはこの仕事の特徴の一つです。ただ、そのためには新しいことにも意欲的に取り組む姿勢や物事に対してコツコツと働きかけることが出来るかといったことも求められてきます。
この仕事は受け身では成り立たない仕事ですので、自分から物事にあたるといった姿勢を大事にしていかなければならないのです。
本記事は2017/02/28の情報で、内容は保険外交員としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。