未経験者のバイヤーへの道のり
一般的に、ファッションバイヤー職の求人は、即戦力となる実務経験者を優遇する求人が多くあります。これは、ファッションバイヤーが会社やブランドにとって大きな売上を担う重要なポジションであるからです。ですから、未経験者可の求人も中にはありますが、未経験者の場合はブランドの販売スタッフとしていったん勤務し、ファッションセンスの向上・コミュニケーション能力・売れ筋商品の傾向・売上管理・ファッション知識を身につけた後に、ファッションバイヤーへ転身するのが一般的です。
販売スタッフとしての経験すら持たずにバイヤーになった人と、販売スタッフの経験をしたのちにバイヤーになった人とでは、明らかにバイヤーとして何らかの差がでてきます。未経験者のバイヤーへの道のりは、決して短いものではありませんが、今後の活躍の為にも必要な期間として考えたいところです。
- 未経験者の場合はブランドの販売スタッフとしていったん勤務をするのが一般的。
求人内容を確認
もちろん、未経験者のファッションバイヤーの求人もあります。しかし中には、専門職で人材の募集を集めるためだけの未経験可の募集も実際にはあります。社員が豊富な会社であれば、未経験者を一から教育する環境が整っていますが、小規模の会社であれば、先輩の姿を見ながら自分で学べという環境であったりする場合もあるため、苦労することは明らかです。
そして未経験で入社すると、まずは先輩バイヤーのアシスタント業務からスタートする場合もあれば、結局は店舗スタッフとして数カ月販売経験をさせられる場合もあります。面接の際に、必ず教育環境や仕事内容の確認が必要です。
- 会社によって未経験者の業務も様々。面接時などに仕事内容を確認しておきたい。
本記事は2015/08/19の情報で、内容はファッションバイヤーとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。